お昼のあと、睡魔と闘う――という、いかにも学生っぽいことを、経験。
寝ませんでしたよ、ぐらっとは、きたけど。 闘いました。 [E:happy02]
あ、リアル美大生のときは素直に寝てましたね。 ひと眠りして目覚めたら、まだ授業が続いていたのでびっくりしましたっけね。
あの頃はつまんない授業しているほうにも責任があるでしょ、とか思っていたけれど、今にしてみると、先生に大変大変失礼な考え方だったとわかります。
失礼というより、もったいないことをしてたなあ。
「メンタルケア手法論?、?」と「精神対話士の活動」。
午前中の講師が、基礎過程でも大好き!だった看護学の教授でした。
ウィルスを例に挙げて、だから弱者を排除してはいけないのです、なんて世の中全体までを語ってしまわれる方です。
講義もとてもおもしろいのだけど、唯一の弱点が、説明の下手さ加減で。 ぷふ。
パワポ(パワーポイントのスライド)も一生懸命に工夫されているんだけれど。
最後まで聞いて、あ、これをこういうふうに言いたかったのか、ってわかる。
自覚してらっしゃるのか、「〜ってことなんですが、わかりますか?」という確認が、口癖です。
愛すべき――って言葉を思い出します。
日本の教育、表現の訓練ってないものなあ。
最近、小学校でプレゼンの授業があるって、聞いたような気もするか?
もうひとつ、あれ?と思ったのは、
「じゃあ、近所の人と話し合ってみて」と言われても、周囲に反応できない人が多いことにびっくり。 え? 声をかけてもらうのを待ってるの? 嫌なの?
仕方がないので、ぐるりと後ろを向きました。
はいはい、おばさんの時代はねえ、
ちっちゃいとき、校庭や野原で「いーれーてっ」ってご挨拶して、上手も下手もみんなで遊んでいたけどねえ、
今どきはアポとってから、決められたオトモダチ同士で遊ぶっていうものねえ。
ちなみに、
もうひとつ後ろの席でぼんやりしてた方に、強引に視線を合わせて声をかけたら、
貴重なご意見をいただけました。 前の席ふたりで感心する。
このブログを読んでる方の多くは、あーっと気づいたと思うけれど。
演劇のワークショップって、
つくづく人間として大切な部分の掘り起こしだし、
今の日本の教育にとっても必要なんじゃないかと思うよねえ。
(ん。 話題が逸れてってるな)
睡魔と闘いながら伺った講義も、内容は興味深かったんだよ。
九州大学の解剖の話が出てきて、
箒木蓬生の短編で、それに近いのがあったよなあと思い出し、
でもあれは確か、70年代を書いた内容だった気がするから、この研究の10年後にあたるのか? とか、
本棚から探し出して読み直すリストが、また増える。
(確か、「活動」している学生たちの頭の悪い信念に、吐きそうになったんだよなあ。 あ、また話題が逸れましたね)
最後の講師の方は、精神対話士として10年活動されている方で、
具体的な体験談だけでなく、
この方自身の人間力みたいなものが、とても勉強になったのでした。
なんだろうね、
今、なにげに「人間力」って言葉を思いついて使ったけれど、
最後は自分の「笑顔と誠意」なのかなあ。 人を動かすエネルギー。
そして
相手に求めすぎないことが、冷静でいられるポイントなのかも? (今までのわたしは、それを不誠実と呼んでいたわけだがね)