自分が一番正直になれる相手に説明しようとして、
あ、そっかぁ。 ようやく自分の中のひっかかりに気づきました。
なんのことはない。 つまりわたしは。
震災とその後の一連を通じて、
いろいろな価値観がひっくり返されてしまったんだってことです。
余震が起きるたびに、からだが恐怖し、気持ちは乱され。
世の中にあふれる批判と絶望の声には、疲労させられ。 人間のエゴと停滞意識におびえ。 世の中はこんなにニセモノだったのかと。
ハダカのような心細さ。
自分の両手が空っぽであることを自覚できれば、
あきらめもついて、
怖いとおびえなくて済む。 と、安心した。
新しく立ち上がればいいんだ。 全てを捨てて、新しく。