あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

『音と言葉と身体の景色vol.6』を観た

2011.3.25.  19.30-  d倉庫 / 身体の景色

そういう座標軸があるか知らないけれど、
ダンスと演劇をつなぐラインがあったとして、その間に舞踏や不条理劇が位置するのかなと感じていて。
身体の景色が創る空間は、その舞踏と不条理劇の間に位置するのかな、とか考える。
もっとも、抽象性とか人間の体臭とかも加えると、そんな座標軸はへなへなと意味を失うし。

やっていることを言葉で説明しようとすると、わけがわからなくなる。
空間が、とろりと重く輝きだすのが心地よいとか、
理解とか価値観とかがさだまらないまま、浮遊しているのよ、とか。
ホラ、黙った。 わけわかんないでしょう?

言葉や意味や思想を否定した肉体。
だけど開放されてるわけではなく、地面に縛られている。 もがく。 苦笑いする。 発する。 スパークさせる。

その奥に見えてくる、人間の、一筋の、カケラ。

そうか。

見る側に、まず、
言葉や意味や思想が、逃げ出したくなるほどあふれていないと、
そして、違うものとの出会いを通して洗いなおすことへの恐れを意識していないと、
ナンダコリャになっちゃう?

いや。

わけがわかんないけど、わけがわかんないなりにオモシロイと感じる自分を、オモシロイと思える人には、たぶん、とてつもなく、楽しい。

 

明日まで、やってます。 チケットまだあるから、よろしくって!