あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

映画『アバター』

今頃なんですが、映画の『アバター』を観ました。
夜中に自宅でひとりDVDを観てしまったので、吼える相手がいない。

ぅああああああっ。 なんなんだよ、この戦争映画っ!
(悪役が軍隊(民間会社の?)でありながら、反戦ではなく。 チカラには別のチカラで対抗するという思想。 あ゛〜!!!)

観ながら、
これも言論の自由だから、とか。
アメリカ人(監督か制作者)の発想とは結局分かり合えないかもという絶望、とか。

明らかに『ナウシカ』の影響を受けながら、精神の上っ面(自然との共存・ごっこ)しかなぞれないのは、
興行とか国策とかを掲げているからなのか?

設定がアナだらけなのはとりあえず、(いいのか? とりあえず)
生き物同士の絆が有線(体温も重みもない物質)であるのにも苦笑だが、
より大きなチカラを手に入れれば信頼が回復し立場が得られるってのも失笑だが、
悪役は不幸の地(瀕死の地球)へと追い払い、
同じ種族の健常者になってのハッピーエンドってのが、何よりも無神経。

観終わって、こんなに大作なのに、こんなに不愉快な映画ってのも珍しい。
不愉快って言うより、ハガユイのかな。

 

画像はすばらしい。 3Dを意識して、奥行きのある構図が多い。
劇場で観たら、さぞかし大興奮で、視覚の容量オーバーに疲れるだろーなぁ。
でも、それでも、
日本アニメに見慣れているせいか、ぃゃぃゃぃゃぃゃ...(その描写は違うだろう)と突っ込むところが多いのは、
まぁ、マニアック過ぎるか。
当たり前に受け止めてましたが、日本のアニメーターの関連性の計算はスゴイのね。

主人公が、アバターとして目覚めて研究室を飛び出し、走り回るシーン(尻尾の存在感も含めて)が好きでした。