あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

『R』を観た

2010.3.11. 12:30〜 中日劇

2年前、クリエという感じのいい劇場で、夢のように奇跡のように結晶したミュージカルを。
大劇場版に創りなおすというので。

大劇場版に?

と、恐る恐る、観にいく。

結論から言うと、
ほーらね、と。
おいおい、と。
ふーん、と。
おおおおっ。 すげ!、とが、入り混じってました。

というわけで、プラマイ(笑笑っ)、大劇場版もそれなりに意味はあったのかな、と。
あ。
お茶の間ホームドラマサイズが、お貴族のクールなお城世界に近づいた。 これは確かでしょう。 (装置は、前のほうが美しかったけど) 

マキシムと「わたし」のラブストーリーが骨太になり、
このプロダクションの『レベッカ』の世界が、オリジナルに立ち上がってきているような。
うん。 客席の女の子たち、一緒に恋を楽しめるんじゃないかな。

 

今回のポイントは、王妃さまのダニーです。(ぷ。 わかる人にしかわかんない文章だ)
この方の一番の武器だと思う、あの笑顔を封印して。
Wキャストの相手は、この役で大きな賞をもらうほどの答えを出していて。
その中での挑戦。 無謀すぎる気もしたが。
本日。 最初に視線を流しただけで、客席からウッと息が洩れました。 迫力。
役作りは、まだ少し揺れてる気がする。 
というのも、レベッカとダニーの間に過去、とんでもない別のドラマがあったんじゃない?と予感させるような深い揺れ。
小説、映画も含めて、新しいダニーの誕生かも。

 

えっと。 各種超辛口感想は、封印。 長丁場が始まったばかりだし。

大塚さん。 すっごいステキです。 舞台をしっかりとひっぱってて、感動でした。 体調管理、周囲が気をつけてあげててね。