あとりえあげん

世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。 HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

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『人形演劇 銀河鉄道の夜』を観た

2010.1.22 14:00〜 調布市せんがわ劇場

アンサンブル第7回公演、とある。 家に帰ってからパンフを読むとどうやら、市内の素人(オーディションによる)とプロが一緒に演じてるらしい。 どうりで。
超下手(へた)と上手(じょうず)が入り乱れ、とても素晴らしい演出効果と組みあげている、このちくはぐな舞台は何?と残念に観ていたのだが、
それなら話が別だ。 ステキな企画じゃないか。

オブジェクトシアターという分野らしい。
人形だけでなく、抽象的なオブジェも含めて、モノとヒトが会話をしながら、探りあいながら、空間をデザインし、支配していた。
人形という命のないモノと向き合い、命を吹き込んでみせるテクニックは、
生きている肉体の輪郭に、もうひとつのメッセージを吹き込む。

生きた肉体を引き受けるということは、言葉に尽くせぬ痛さをも黙って引き受けなければいけないこと。 生きているヨロコビと引き換えに。 (人魚姫みたいだなww)
人形というモノに魂と息吹を吹き込むためには、自分の魂をもくっきりと描かなければいけないこと。

『銀鉄』をモチーフにしたイメージのコラージュで、
だから刹那さや、本当の幸いについてや、今までになくはっきりとメッセージが感じられ。
もう一度、ちゃんと読もう!と決心する。
何故、日本人がこんなに宮澤賢治が好きなのか、少しわかった気になった。

 

終演後、参加していたグレース(SePTの地域のWSで一緒だった)に、お礼のメールを打つ。
最後のシーンが大好きだったこと。
宮澤賢治と舞踏が、同じ痛みを共有しているのが発見だったこと。
返事。
宮澤賢治と舞踏が同じ痛み」って、あげん だなぁ。 だって。

(アンサンブルのおひとりが舞踏ダンサーだったのでした。 ちょっとキムさんを思い出す)

それから、ジョバンニとカムパネルラの人形がとってもステキ!だったんだよ!