あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

『PQ』の5回目

2009.12.12 17・15〜 帝国劇場

XC列のセンター。 いつものようにオケピがあったら指揮者さんのいる場所ですね。
舞台のそんな近くの席!と、すっごく楽しみでしたが。 始まって数分で、後悔。
足首と鼻の穴しか見えね〜!! 装置の位置によっては上半身しか見えね〜!!
笑笑笑笑っ

が、
最後の最後でお楽しみが!!
ほぼ全員が弓なりの舞台の縁にぐるりと立って、アイリッシュダンスしてくれるということは、
音と振動と笑顔にすっぽりと囲まれるというプレゼント。 これの密度がすごい。
この席でよかった!!

 

近場のお楽しみは王妃さまのメイク観賞も! あ、女王の役だから王妃さまじゃないか……
(*^_^*)
ドレスに合わせて口紅の色を替え、他もイジッテらっしゃるのかなあ。 だんだん年齢が高い顔になっていくの。
そして、わーい!と見惚れたのは、身動きせず目を閉じて表情も変えないで立っているのに、内面の揺らぎが次々と伝わってくるシーン。 すごい〜。
あと。 わたしはこの方の、目の表情の変化が好きみたいだな。

卿とエリザベスと取り巻きたちも、楽しくってしかたがない。 なんがずーっとにこにこして見ている。
卿の 片方はライオン〜♪ は、もう気の毒で、内心大爆笑。 大好きなシーンです。 

 

もうひとつが、イブリーンの声。 この、根を張りながらも透明な声が、魂をセルティックな世界へと導いてくれているよなぁ、と。 額に刺青だかがあるのには、今回初めて気付きました。 遅すぎ?
この方はご自分の歌うパートの前後にたっぷりと気持ち(と聞こえない声?)を響かせていて。 客席でもそこに気持ちを寄り添わせると、感覚が違うものになってくる。