あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

いよ♡ちゃんと「エリザ」を観た

今年、最後の観劇。

もう、朝から忙しい一日で。 あっち行くついでに何をして、こっち行くついでにどこに寄り、合間には携帯メールであれこれ「会話」。 あれを嘆いたり、これにほっとしたり。

だからなのか、開演10分前に劇場の席に座っても、意識が落ち着かない。 と同時に、ヤバっ。 どかっと疲れがぁ……! 視点がぼやけてきた……。

ずっと楽しみにしていたいい席なのに、全然舞台に集中できない。
祐一郎さん、少女まんがみたいなラインまでからだを絞ったんだなあとか、ぼーっと観ている。 ダンスシーン、動きの意識を変えたんだなあ、とか。 かっこいいなあ。 ことばのひとつひとつに意味を込めて、声をコントロールして。 すごいなあ。 泣きそう……。
そしてもっといけないことには、
ウチのけーすけクンが演出つけたら、このシーンの祐一郎さんをどう持っていくんだろうとか、考えている。 時間ぎりぎりまで自分ンとこの稽古見てて、抜け出してきたせいか(←コラコラ)
うあああ……。 早く出会わせたいよう……。

隣の席のいよ♡ちゃんが楽しんでいる。
(劇団プリティピンクプリンセス主催・26歳の美女)
というよりこのコは、始まる寸前に「あ」ってそわそわと、お馴染みのピンクの創作メモノートを取り出したのだ。
どした?
「観ながらメモとろーかなって」 …………観てなさい。 「はい」 

人にステキな舞台を見せることは好き。 お姫様ワールド好きのいよ♡の幸せそうだったこと。そしていよ♡の視線を意識しながら舞台を観てると、ここ好きなんだろうなあとか、いよ♡の創る今度の舞台に影響するかなとか。 なんかスゴクきれいな気持ちで舞台を眺める自分を感じる。

 

皇后を演じる王妃さまの頬のこけ方が気になる。 歌い方も以前とずいぶんと変わり。 役というよりエリザそのものに憑依されているのかなあ、とか。
しかも、その年齢ごとのエリザの感覚で。

もうおひとりのエリザを観たとき、恋の三角関係のかけひきみたいなものを感じて面白かったのだけれど、王妃さまのエリザはずっと片恋に苦しんで成就させた女性というイメージで。 最後のシーンがせつなくて輝かしくてステキなのでした。 それを大きく受け入れるトートも。

 

観劇後はいよ♡ちゃんと少しぶらぶらと歩いて、おしゃれなパスタ屋さんに入る。
他の人には話せない話を聞いてもらう。 いよ♡ちゃんの話も聞く。 いろいろ語る。
お芝居はステキ。
26歳のアートに対する姿勢が、すうっとわたしに入り込んでくる。 同等。

 

今年も一年、ありがとう。
Merry Christmas and Happy New Year !

わがままばかりしてて、ごめんなさい。