あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

花を植える

山梨の家に行ったら、庭に石がぐるりぐるりと並べられ花壇ができていて、
20株くらいパンジーが所在なさげに植えられていた。

玄関付近に敷かれていた古い枕木が痛んだので、近所の造園家さんに頼んで石に組み替えてもらったついで、花壇も組んでもらったらしい。
(ついでといいながら若い衆の一日仕事だったようだ)
玄関から車止めあたりまでの石組みは(値段格安。ちょっと不気味か?)、この先たとえ家がなくなってもこれは残りますから!という親方の自信作とか。

父としては、花壇を造ってもらったものの、その先をどうすればいいのかよくわからなかったのだと思う。
亡くなった母が好きだったパンジーを、とりあえず植えてみたんだよって風情、か。

明日は花壇作りの1日かなとつぶやいたら、
これから苗を買いに行こう!と父が言い出す。 
あのう、午後の3時過ぎですが。 これからひと仕事する気ですか? 高速バスの旅にわたしは疲れてんだけど。 それより町営温泉に行こうよぉ……とかこっそりと思うが。
歳をとってからいよいよ、思考に揺れと我慢がなくなった父。 娘としてはつきあう気持ちを、優先してみる。

ま、苗だけ買って、花壇にレイアウトして、
植えるのは明日でもいいだろうし。
とか。 軟弱気分のまま、お買い物に。
はい。 
周囲の迷惑を考えなくなったのは、たぶんわたしも歳をとって遠慮がなくなったということで。
実は人のこと言えない。
店の通路にぐるりと並べてレイアウト(ほぼ原寸)しながら、色とか量のバランスを見る。

いやぁ、
花壇に鉢のままレイアウトしたら、当然のように父は鍬やシャベルなどを出してきた。

で。

0805021 父、鍬を入れ始める。
はあぁ。 これから仕事するのね。 まぁ、いっか。

 

0805022 鍬をいれながら、この土についての講釈を聞きましたが。
娘は、全部忘れました(ごめん)。

 

0805023 父が下の段を耕している間、
上の段のパンジーの周囲を、買ってきた花で埋める。

作業中、「こんにちは」と見知らぬ通りすがりの老夫婦にご挨拶されました。

0805024 下の段も植えた。
あじさいやラベンダーはこれから育つことを前提に、充分に距離を離して。

 

0805025 そうそう。 庭は斜面なんです。

雨が降ると表層の土を流してしまうので、芝が育たなくて、
当初のイメージは1年であきらめるハメに。 

0805026 「花壇」にはなった、かな?

0805026gojitsu 翌5月3日、ぶらぶらとお買い物してて、ガーデングッズの見切れ品を購入。
ほっそりと棒が立っているの、わかる?