2008/2/23 14・00〜 保谷こもれびホール / 劇団あとむ
どうやらねえ、あのグリーンのブーティを履くとわたしは道に迷うらしい……。
はあああ。 劇場、遠かったぁ。 強い風の中、ホールにたどり着いたときには泣きそうでした。
でもね、遠くまで頑張ってきた甲斐ある舞台。
舞台芸術はねえ、おカネをかければいいってもんじゃないね。
アイディアと身体能力だけで、ここまで表現できてしまう。
客席の子どもたちはくすくすと喜んでいたし、おとなたちは涙ぐんでいた。(含・わたし)
マイムとかがシンプルなんだけれど、ア・カペラや言葉の重なり合いで補うと、ぶわっと広がる風景になる。 空気が拡がる。
そして人間の切実で素朴な祈り。
4作品のオムニバス。
アンデルセンって暗く、重い人間の幸せを描いてんだな。
もうねえ、心理的にも残酷でねえ、胸が痛かったです。
「マッチ売りの少女」
今さら気がつきましたが、出だしがさ。
雪の中、はだしの女の子がマッチを売りながら街を彷徨っているのに、おとなは無視してるんだよ。 これは社会的にすごく問題なんじゃないのか?と思う。
でもさあ、実際にそのへんの薄汚れた女の子を自宅に招きいれて、風呂入れて着替えさせて食べさせるって行為、チョットできないよなあ。 とも思う。
いや、本編とは関係ないのですが。