先日、夜も遅くに父がやってくる。 ささやかな相続の申し送りと書類の書きなおし。
実は今までは、あんまり内容をちゃんと聞いてなかった……。
持ち金なんぞ老後の自分がなんとか飢えなければ充分だし、そのくらいなら自分の貯金でどうにかなりそうかな?という、呑気モードなので。
今の社長や友人にときどき怒られるけれど、基本、わたしはお金に無頓着で。
でも、ホラ。 ココに来て、人生の方針が、ね?
相続の説明を聞いて、ありがとうございます。 と父に頭を下げる。
つきましては自分の貯金を、少しまとめて無駄遣いしようと考えているのですが、と切り出す。
劇作しているわけですが、この先を目指すのなら一度、自分で上演してみろとか言われまして、自主公演をしようかと思っていまして……。
もしかしたら会社も、契約社員に切り替えてもらってとか、いずれは退職するとかになるかもしれません。
自分が赤字を請け負う覚悟でやるんだな。 そのかわり、後悔のないように妥協しないでやりなさい。 いいんじゃないか? 人間は、趣味に生きるのが1番幸せなんだから。
はい。 これがウチの父です。 説教どころか(内心はともかく)驚いてもくれませんでした。
近松賞の応募作、さっき、とりあえずエンドマークまでたどり着いたけれど、おもしろいのか、ある程度までは書けたのか、自分では全然わからない。
こんなことを書いてよかったのか?とか、ものすごく原点な反省にまでさかのぼる始末。
本当は1ヶ月くらい前には書き上げて、何人かに読んでもらおうと思っていたのだが、1週間を切った今となっては、これ以上、揺らいではいられないなという判断で。
あとは「てにをは」をチェックしたら、印刷。 応募、か。
いやあ、ダメだ。 ダメだ。 エンディングをもう一度、考えなおしたい……。
ただ確実に、スタイルは自分が書きたかった方法なので。
近松賞落選が決まった時点で、自主公演を考えようかなあ、とか……。
でも、応募作というインパクトを考えて、ちょっとグロいんだよなあ。 どうしよう。
読んでご意見くださる方、おっしゃってください。 近松応募後に、原稿(Word)をメールします。