昨日はきらきらしたお天気だったので、洗濯のあと、
うきうきと帝劇にいって当日券で「MA」のマチネを観ました。
(こうしていると、ディズニーランド・フリークの人たちのこと、とやかく言えないなー)
H51って、前方の上手一番端の席。
予感はあったけれど、そんな席でも肝心なシーンがほぼ見切れない。 役者の立ち位置が重ならない。 プロの作劇だなあと感心する。 しかも音がキレイに聞こえる。
いつもとは全然違う角度なので。
舞台の奥行きが、とても実感できる。 特に役者の縦の動線。
あと照明の美しさ。 人物の深い陰影とか。
空気より軽いスモーク、なのかな。 下半分には別の照明があるからなのかな。 どうやっているのかわからないけれど、上半分の光跡だけ見えるスポットの交錯。
あれ? あの大掛かりな照明は、1シーンを赤く染めるためだけにあったのか?
はぅあぁ。 世界にぼ〜っと浸る。
マルゴやマリーの底を流れる哀しみ。 アニエスの修道女として人間としての葛藤。
祐くんの無心な芝居の、搾り出す透明な一滴、を久しぶりに聴いたなぁ。(うっとり♡)
しっかし、カリオのあとのリハビリは大変そうだ。 はったりばかりかましてる大芝居のあとに控えるのは、バルジャンという繊細な表現……。
ってか、あはははは、帝劇サイズの芝居しかできなくなってたりしてない……? いいのかな? ま、今はいっか。 (役者の生理ってつくづくムズカシイんだね)
本日は「上演台本」を購入。 この入り組んだ舞台を台本ではどう表現するのか、興味津々。
へえ〜、ほお〜、ふ〜ん。
で、なんだ、これ? わからない記号もいっぱいある……。
登場人物表が、わりとフル・ネーム表記なので、ここはかなり新鮮に読む。
ジュゼッペとかジュリエットとかと呼ばれて育った子どもたちに、それぞれ思いを馳せる。 ヒメジョオンとかの咲く青草の匂いが、ぷんと立ちのぼる。
夕方からは、劇作塾の定例会。 出席は6人。
野中師匠による「オイディプス」当時の上演形態/配役・コロスの分析。 内容をわたしがここでバラすのは失礼だろうな。 すっごく刺激的でおもしろかった!
そのあと少し、身体感覚とかについても話してもらう。
そのあと、飲み会。 って、ずーーーーーっと全員で芝居の話してる。
わたしは最近、なんでも聞きたがりの傾向で。
次回の定例会の内容は、「身体感覚の実技」に決定! と、おねだりしておいて、
でもわたし、全然動けないからね。 今さら修行する気もないし、なんとなく雰囲気が掴めれば充分ですから。 とか、すみません。 実に軟弱です……。