GWを一日残して、真昼の便で東京に戻る。 バスは30分遅れただけで済んだ。
最悪ラッシュに巻き込まれたら、劇場に直行か?とどぎまぎしたけれど、一旦、自宅に戻ってシャワーを浴びてスカートに着替えて化粧する時間はつくれた。
「観る」側の姿勢の正し方というものもある。
2007.5.5.17・00〜 新宿ゴールデン劇場 /青果鹿
劇作塾の 桂さん作、PKOクン出演、shinoクン演助(+演技指導?)、桂さんの相方さんの演出。 で、客席で師匠と会う。
\(*^▽^*)/
でもね、身内感はほとんどない。 キャストやスタッフのスタンスや、作品そのもののレベルのせいなのかな。 だから落ち着いて楽しめる。
キャパ30人。 役者さん8人。
ほんとに、わたしの観劇史上最高に、狭い。 劇空間がすでに金魚鉢の中、かも。 役者さんがわたしの足元にうずくまっていたり、しゃべっているPKOの顔がすぐ目の前にあったりする。
しかしそこで、破綻することなく幻想劇をつくる。 すげーな。
逆に、桂さんの文体が持っている広がりが発揮できなくて、もったいない気もしたけれど。
実質的な距離感が支える「間」っていうのも、あるのかな。 あの空間でもっと広がりを見せるとしたら、どうすればよかったんだろう。 今度誰かに聞かなくちゃ。
PKOが20歳にして、すごくいい役者だということがわかった。 本人、死に物狂いなのかもしれないが、役を自然に、きっちりと計算しながら見せられるって言えばいいのかな。
終演後、shinoクンと、今後かれが育つための課題について話す。 技術はある。 役者としてのカラーはどう組み立てればいい? 組み立てていいものなのか? ……そうか、簡単じゃないのねえ。 師匠は語らず、聞いてるのみ。
流れで他の役者の話題も出てきて、結局役者は「やめられないコト」が才能だろう、と。
shinoクンと話すと、結局、劇作家としての自分の覚悟と向き合わされる。
すんません、まだまだ甘いッス、自分。