会社では、社長やmoriちゃんがからだの不調をこぼしている。
お医者にいっても、痛みの理由がわからなかったり、その場限りの処置しかしてもらえなかったりと、ラチがあかないようだ。
もしかしたら、整体とかの方がよいのでは?と言ってみる。 もしかしたら、からだの歪みとかストレスから来る痛みなんじゃないんですか? でもふたりとも、東洋医学に信頼がないのか、生返事、だ。
以下、うろ覚えの知ったかぶり。
西洋医学(いわゆる病院のお医者は、これのみを学問している人たちだ)は、からだの不具合の該当パーツだけを診察・判断して、それのみを取り除くために、切ったり投薬したりする。 治癒は目に見えるスピードで解決するが、あくまでもその部分のみだ。
東洋医学は、全身の歪みを矯正し、体質を改善し、気の流れを調節することが主流。 治癒はゆるやかだが、全身と精神の健康とバランスをつくっていくというのだろうか。
自分の身体の実感として、からだのパーツは皆つながっているのだから、この考え方は大切だって気がする。
説明しながら、これは西洋人と東洋人の違い、そのものかもしれないなぁとも思う。 自然の脅威と戦う西洋人。 共存をさぐる東洋人。
過去、母の主治医は、永の闘病と投薬で腰痛がひどかった母に、「ボクは西洋医学を修めた者なので、ホントはこんなことは絶対に言ってはいけないのですが」といいながら、腿のマッサージを教えてくださりました。
「両腿のサイドを軽く叩いてほぐしてみてください。 ホントウは医者として、腰に湿布を貼るという治療しかしちゃいけないのですけどね」
なんか、
日本の治療体制は、もしかしたら根本でゆがんでないか?と、その時のわたしは感じたのでした。
などと考えていると、
エンジニアが基盤を片手にしゃべっている。 直ったよ。 やっぱり、ボードがいかれてたんだね。
あら、そこを取り替えたら、復活したの? ふーん。
……機械のメンテってさあ。 西洋医学と一緒なんだね。 (でも、こればっかりは、東洋医学は通用しませんってか?)