あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

「TDV」を観た11 /6回目

                        2006/8/6   /帝国劇場

帝劇の客席って、結局設計が古いんだろうなあ。同じS席でも、こんなに違うって、回数を重ねて観たこの公演で初めて知りました。1階の両翼は音のバランス悪いし、前列の頭が邪魔だし、演技者用の指揮者ビデオがちらちら見えちゃうし。振り付けが稽古場の幅で収まってしまうと、両翼は横から見ているのと同じで。 6回観て、舞台に引き込まれないときは必ず1階両翼。

昨日観た、小さな小さな劇団の2日間だけの公演といろいろと比べながら、「わたしを愉しませる」って意味じゃ、rinちゃん、帝劇に負けてないよぉ。 (そりゃあ、比べるのが間違ってるんだけれどね〜) 「大劇場で魅せる」難しさを、考える。(あ、魅せているんですけれど) 伯爵や教授がいればいいってもんじゃないはずだよね、とか。(まぁ、伯爵や教授に会いにきてるともいえるんだけれど……)

このミュージカルがわたしを何度も劇場に呼ぶのは、結論、音楽かもしれない。メロディもそうだし、楽器の使われ方、声との絡み方、スケール、スピード。 うっとりしてしまう。 各デュエット、カルテット、クインテットが美しいったら。 口笛やせりふとの絡み方、ひとつひとつの楽器がこんなに魅力的な音を奏でるとは。 伯爵の歌、いつまでもどこまでも包まれたまま聴いていたいな〜。大好きだよ〜。

 

お盆休み前の工房の作業は……ため息/泣いても始まらない。お盆休み中の予定は、何故か今年はめいっぱい(友人と観る14日は、そのあと父の山の家に直行)。あれ? 劇作する時間よりも、この舞台を観れないことを悩むわたし、ちょっと違ってる?