あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

昨日から今日にかけての長い時間、切れ切れに何度も眠り、目覚め、だから夢をいくつか見ました。奇妙な、夢。

劇場の客席で、男Aと出会い、手をつなぐ夢。やがてAは、聞き取りにくい声で告白します。自分に自信が持てない。自分が消える寸前な気がする……。よく聞えないので、わたしは顔をしかめてAを見返します。一瞬のち、わたしは言葉をようやく理解し、どうしよう、人前だけれどふざけた振りをして、抱きしめたほうがいいのかな? 無責任に大丈夫だよと囁いたほうがいいのかなと、迷います。その瞬間に、Aは消え、わたしは焦り、目がさめます。

どこかはわからない、だけど生活空間で、わたしは主婦の雑事に追われています。その横に、客で訪れていた(らしい)男Zが、暇乞いを告げています。ちょっと待ってて、渡すものがある。そう言いながら、わたしはいろいろと、そして最後には、使いふるしのハンカチをより分け、きれいなものを持たせようとしています。(あの、夢ですから、理由は聞かないでって) 男Zはぼそぼそと、自分の出生を負い目として語ります。わかるでしょ、だから仕方がないんだみたいなこと。わたしはしばらく黙ってきくのですが、顔をあげて口を開いて……、目がさめます。

うつつに目が覚めた後、寝返りをうって、わたしは軽いパニックに陥ります。どうしよう、慰められなかった。どうしよう、大丈夫だよって言ってあげなきゃ……。ああ……。

もう一度寝返って、自分に言い聞かせます。違う、夢だから、全部。相手の悩みも、夢の中の話だから。大丈夫なんだって。

はああ、ため息をついて。

今度は完全に目が覚めます。なんだって自分は、こんな夢を立て続けにみた? しかも相手が……?

わたしは誰かに、必要がられたいんですかね???