あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

知らなかった……西門慶

長く長く長く思い込んでいたことを、あっさりと覆された。

他の人には、当然でしょ? 知らなかったわけ? だからどうなの? ってことなんだろうけれど、わたしはうろたえ、エラク動転している。そーだったんだ、そーだったんだ、そーだったんだ……。ねえ、知ってた? 知ってた? みんなが知ってたことなのー??

金瓶梅ってちょっとエッチな中国の小説あるでしょ? 山田風太郎も元本にして連作してるよね。あのサディスティックでジコチューな主人公の男の名前ですけれど。

西門慶……サイモンケイと読んでました。わたし。サイモン家のケイさんって。でも、天下の朝日新聞のコラムに、ルビがあったよ。西門慶(シー・メンチン)って。さっき、みつけたの。

→ http://www.asahi.com/travel/traveler/TKY200606030217.html

だって、どこかで解説を読んだ記憶もあるもの。中国には珍しい「2文字の姓」だって。

だって。……だって……。……だって、ねえ……。

ちょっと考えれば、当たり前すぎるほど当たり前な読み方なのに。何故、それができなかったんだろ。日本語として「西門」「慶」が当たり前だから? 読み始めたとき、確かに読みを迷ったのは覚えている。どこかから、わたしは迷わなくなった。

マイリマシタ……。