by ルイス・セプルベダ 河野万里子 /白水社
あげんのオススメ度 ☆☆☆★★ (あなたが猫or海鳥好きだったら☆☆☆☆☆)
友人によく「泣くことを目的に本を読むな」と言われるけれど、このタイトルと表紙を選んだ時点で、わたしは ピュアな感動/人間だって捨てたもんじゃない的な読後感 を期待していたと思う。(え? あ……、そりゃあ泣きましたよ、最後は)
ヨーロッパでは、「8歳から88歳の若者のための小説」とうたわれ、異文化同士の隣人愛をのびやかに描いた、はい、タイトル通りのお話です。
人を感動させるのは、淡々とした言葉とキャラの無言の行動。わたしが陥りがちな、言葉を尽くした説明過多で感情的な表現とは対極にあるのだと、認識。(すぐに実行に移せる自信はないですね)