あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

◆創る 2012

辺見庸さん の

詩集の読み方ってわからない。なので、辺見庸『眼の海』 を机に置き、一日に2-3編ずつ読んでいる。じりじりとなかなか進まない。そういう読み方を選んでみた。かれの言葉は純化され過ぎていて、どこからこの言葉が出てきて組まれたのか。まるで見当もつかず…

繭の中

マンションに組まれた足場に白いネットがめぐらされてから、部屋には障子越しのような淡い、揺れる陽が届く。光がぼんやりした中にいると、自分の血流も鈍くなるようで、時間も止まったような感覚になる。風があると、白いネットが次々とさざなみを吹き降ろ…

愛と死の――

考え事をしていると(弟に言わせると、こういうのはもう体質に近いらしいが)、わかっていたつもりの言葉の意味が、どんどんとわからなくなってくる。で、改めて、言葉の意味の検索を次々とかけているうちに、いよいよ迷路に嵌り。どんどんと最初の検索から…

リトル・ナイト・ミュージック

今日もたぶん、ベッドでうだうだしながら過ぎるでしょう。ホットカルピス以外をおなかに入れるのは、まだ怖い―― で、夕べ聴いてたミュージカルの音源は、『リトル・ナイト・ミュージック』ブロードウェイ・オリジナルキャスト版。大好き過ぎて大好き過ぎて、こ…

ヘブン@丸の内

ヘブンアーティスト@丸の内 2012/3/31外は春の嵐なので、プログラムは大幅に予定変更。丸ビル前の通りを使って、5箇所で3回ずつのはずだったパフォーマンスが、2箇所(ひとつのビルの屋外と屋内)で2回ずつ、しかもせっかくなひびちゃコラボはショートVer…

こんな感じ

春の嵐の中、丸の内のビルの根元でひびちゃずけがストリートするのを見てて、傘が壊れました。肺の炎症を起こしてドクターストップがかかったひびさんは、しばらくサックスが吹けません。それで今日はきれいなおねーさんが、代役です。怒涛のような雨と風の…

ミュージカル?なAKB??

夕べ、TVでAKBを眺めながら、今の日本の「ミュージカルの楽しさ」はここに具現している?みたいな想いに囚われたんだ。この場合のミュージカルとは、音楽とストーリーの合体という広義。いつでも非現実なお祭り騒ぎと、かの女たちの持つリアルタイムなわかり…

開次さん@ロシア

(*'o'*) おわー。開次さんのサンクトペテルブルク公演のニュースだって!! ロシア語です。http://www.ntv.ru/video/novosti/298561/お能は津村禮次郎さんだそうです。

50歳以上限定、な話

普段は閉じた本棚を覗くと、結局久しぶりな本を次々と読んでしまう。そして今日読んだ『バルバラ異界』の、フキダシの中の単語ひとつに、発見がある。若いコが。うっかりと、認知症をニルヴァーナ(涅槃)と言ってたのだった。涅槃とは、仏教思想で煩悩を吹…

ちちちてぃんてぃん……

ステキ!FBだと、リツィートでなくて、シェア?けーすけくんのご紹介っ!http://www.youtube.com/watch?v=jL-ozvUfQ7A&feature=share島野さんっ! 今度コレやってっ!! (それからひびさん! とりあえず公表していただいて、チョットほっとしたよ〜)

『遺体』

所用で、阿佐ヶ谷駅のパン屋さんのイートインで、一時間半の人待ち。読もうと思って持っていった本が、うっかりと震災関連で。――ぬかった。鏡の壁に向かったカウンターで、何度泣きそうになったことか。カフェオレ1杯で粘ったにもかかわらず、お店の女の子た…

『エンドレス・ショック』

※ 2012/4/4 ご指摘があり、訂正しましたなりゆきで。ウイーンコンサートのチケットを入手する際、抱き合わせで購入。ピカくん版を一度観たいと思いつつ、こーいう機会がないとなかなかね。2012.3.21. 18:00- 帝国劇場『ショック』のシリーズは、昔むかし、少…

『オール・アンダー・ザ・ワールド』

『オンディーヌ』の幕切れの台詞のように、ときどき心の中でつぶやく。――惜しいわ。ここまで政治色の強くない作家だったら、もっと夢中になっていたでしょうに。でも、それがカラーだしね。だからかれの劇団がときどき、今回みたいな詩的な匂いの強い作品を…

えすにのりりぱ

一夜あけたらシミジミしてきちゃって。どの年齢だかで、もう二度とディスコ(クラブ)で踊るとか、ライブでこぶしをつきあげて叫ぶとかはないんだろうな、とか思ったときがあったはずなのに。ゆうべは楽しく、踊って、叫んだ。思い切り。うっかりすると、若…

闇鍋の中身

誰が、何を、歌うのかも知らぬまま、島野さんのミュージカル仕立てのドラムスだけを追っかけていったライブ。結論からいうと、とても楽しめました!ライブ名がネット検索にひっかからないし、会場で手にしたフライヤーにも出演者名しか書いてないし。客席も…

頭痛と闇鍋

おとといの夕飯を食べすぎたあたりから、具合がおかしくなった。父からもらった消化剤が合わなかったのか、この痛みは、胃炎にも似てるが――それより、手や足の指先が、シーンと冷たい。寒い。大泉の家にいると、家の中が乾いているからか、寒いからか、気圧…

誰のため?

『単騎、千里を走る。』という映画を観ました。高倉健さん主演の中国映画です。誰のため?何のため?に自分はアートするのか?という、表現者には永遠の問いがあり、特に震災後は、いろいろと悩ましがる方が多かったわけですが、「みんなの気持ちを代表して…

長期休暇?

表現者に「長期休暇」と言われると、どぎまぎする。トラウマになっている、な。ダーリングのとき――これはもう、一生かけてのゴメンナサイ。トラウマのおおもとはココですね。 そして問題は、「創作活動に集中したい」とかを理由にしたときで。今、胸に手をあ…

歌の種類?

ああ、そっかと言うと、何を今さら?と返されそうなんだけど。どうやらわたしは、ひとつの考えが頭の中でぐるぐるして先に進まなくなると、ブログに書いて一度決着をつけたい傾向があるのかもな、と。 今は何を考えてんのかというと。同じ歌でも、ミュージカ…

あなたに首ったけ

というわけで、少しは生活サイクルを人並みにしようと、夕べは1時半にベッドに入る。が。眠れない――眠れないから、音楽を小さく流す。音楽――お久しぶりな曲の数々――次々と――で、結局、CD何枚分聴いたんだ?最後がミュージカル『クレイジー・フォー・ユー』ブ…

ひびちゃin北海道

もう1件、リツイート!!↓↓の記事、samAさんが撮ってた映像?❤4分半の『サウンドオブミュージック』❤ by HIBI★Chazz-Khttp://youtu.be/jWPmaR1NPR0❤『ショーほどステキな商売はない』を使ったフィナーレ❤ by HIBI★Chazz-K & ヘブンアーティスト & 橋本P ?ht…

エスニ in タワレコ新宿

エスニのインストアライブに行ってきたよ。店員さんたちが、すごく丁寧にフォローしていた。お店や売り場の雰囲気もいいし、アキバのタワレコは大好きだったが、もしかしたらこのお店も優良店かも?ただ、ここのミニステージの音の響き方は?よくわからない…

ヘブンアーティストIN北海道

リツイート↓↓↓ 東京都の記事です。↓↓↓ 見て見て見て!!!http://www.youtube.com/tokyo/すっごくついて行きたかった! 北海道!! 楽しそうだよ〜みんなで幸せそうだよ〜最後は寒そう〜ひびちゃは新曲!! ミュージカル映画と、ぼにょ?のひびさんアレンジ…

『M.A.』のメモメモ

先日のコンサートで、久しぶりに『M.A.(ミュージカル マリー・アントワネット)』からの数曲を聴く。日本の演歌っぽい?哀調が胸打つ、名曲ぞろい。『M.A.』はね、クンツェさん+リーヴァイさんの作品の中で、一番「宝の山が眠っている」感が強いというか。…

『フェルメール 光の王国展』

くんちとデジマと三人で、銀座のフェルメール全作品のレプリカ展に行ってきました。しかも、デジマが関連本読了直後というラッキー。三人は中学・高校と美術班(部)で、くんちとわたしは元まんが家で。絵の前で、もぉ、解説+好き勝手に言いたい放題。楽しか…

拍手喝采

昨日読んだインタビューで、タケダテツヤさんが、拍手喝采。それだけが目標です。とおっしゃっているのが、とてもとても心に残った。はい。と、思う。問いかけを残して、静かに終わるパフォーマンスもある。それは確か。でも、拍手せずにはいられないときの…

『長ぐつをはいた猫』が

『長ぐつをはいた猫』が3Dアニメになると聞いて、そのキャラが、『シュレック』からのスピンオフだというので、下準備にとシリーズ4本、借りて観ました。はぁ、疲れた。猫が出てくるのは2作目からで、声を聞いたとたん、誰?この声、誰?と、DVDを止めて調…

クリ・・・ス・・・・・・

ゲームのムービーを見ながら何を考えてんだよ、とか言われそうなんだけれど。朦朧とした意識で、男の名を呟くとき、字幕は「クリ・・・ス・・・・・・」だが、英語音声では「クリス...」と一音節なんだね。kris 英語は母音を発音しないから。日本語では ku と ri と s…

アバタールチューナー

今、読んでるんだよと何度も記事にしながら、今までタイトルを明かさなかったのは、うっかりと、へえ、自分も読んでみよう!とか思われて、一気に5冊購入されても、受け付けなくて、買ったけど読めないよ〜って人が、大半だろうなと考えたからです。一応ね、…

ジョセフ・ナジの『カラス』

久々にコンテンポラリー・ダンスを観たよ。枯れてて、ユーモアがあり、集中力が異様に高くて。突飛といえば突飛かもしれないけれど、コンテの括りの中では、特に突飛なアート・パフォーマンスでもない。が、緊張感と微かな緩みが、類なき美を描く。どんな日…