父が八ヶ岳の別荘で一人暮らしを始めて久しい。運転免許証をとっくに返上しなければいけない年齢ではあるが、最寄りのコンビニだって車で15分かかる。ごみ捨て場だって歩いては行けない(生ごみはコンポスト)。どうやって生活しろと?
年齢が年齢なので、最近のわたしは2週間ごとに尋ねてる。まあ、日常の買い物とかは、そのときすませればいいのかもしれないけどさ。
で? 車がないと仮定したら、わたしはどうやってこの家にたどり着けばいい?
現行は、
新宿から高速バスにのり、途中のSAから電話して、長坂高根のバス停まで父に車で迎えに来てもらってます。
まずは【電車編】
三茶-溝の口-立川-小淵沢-甲斐大泉と乗り継ぐ。特急券を買わなければ、高速バス料金にかなり近くなる。ただし甲斐大泉からは徒歩。急な上り坂が30分。
習慣的にパスモで溝の口の改札を通ったが、甲斐大泉の駅は無人で改札口もアナログだったと思い出す。やってきた車掌さんに相談したら、パスモで精算してくれました。
電車、暇。おなか空いたけど、日常的な路線なので、持ってるお弁当を食べられる雰囲気ではない中央本線。あ、空いた!と思ったら、次が終点だし。
小海線。
にて、サンドイッチ食べました。旅情。
ワンマン運転なので、降りるときは運転手さんのもとへ。
この行程を楽しむには、心に余裕がいるな。駅まで、父が車で迎えに来てくれてました。
帰りは、下り坂を駅まで歩く。思っていた以上に時間を喰うのは、わたしが道草して写真を撮ったりしてるから。
↓↓ 相模原のアートな名所らしい。
小海線は、乗る時点でバスみたいに整理券をとるわけたが。小淵沢の駅で大丈夫ですよと言われて、溝の口までこのまま乗ってしまった。
溝の口で精算する際、金額が足りないのでキャッシュで払ってくださいと言われる。む、面倒くさ。
【循環バス編】
甲斐大泉には市内循環バスもある。一日3本。高速バス停近くから、うちの近所まで。ただし直線ではなく、集落の中を行きつ戻りつぐるぐると遠回りする。
なぜかベンチは向かい側にある。(変則な路線なので、あっち側にバス停はないのに)
このバスもね、心の余裕があれば楽しいのよ、きっと。田んぼの風景は美しいし、地元に神楽殿を複数抱えた神社があるのが、垣間見えるし。
こうして、
いつもと違うルートをたどると、いつもは見えていない風景が立ち上がってくるのがよ~くわかりました。
うん。
あと必要なのは、心の余裕だわね。
(次回は高速バス停まで、父に迎えに来てもらうと思う!)