あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

『クリエーターのたまごに会いに行く』

わたしが多摩美校友会の理事になったのは、出前アート大学の活動に参加したかったからだったはずなのに、初年度は別部署(グループ活動助成金)の配属で、

あれこれの結果、今年度はその両方の部署となり。

 

いよいよ、第53回出前アート大学の企画・運営に携わりましたよ! 

出前アート史上初w、「大学」「地域」と連携しての鑑賞授業。あと「低予算」!

 

上野毛キャンパスの統合デザイン学科の卒業制作展を、近くの小学校の4年生約120人が鑑賞、グループに分かれて作品をつくった学生本人と対話する、という授業です。

あ、ブログタイトルが、その授業のキャッチタイトルですよ。

 

f:id:atelier-agen:20190128153042j:plain

↑↑ 当日の服

昨今の小学生は基本、撮影NGなので(記録として撮ってるけれど、表にだせない!)、これで代用ね。便器も写ってるけどw

 

 

 

大勢の方々の熱く快い協力と、そういう方たちと出会えたことも含め、お天気も含め、たくさんの幸運に恵まれた素晴らしいイベントになりました。

来年度はぜひ、八王子キャンパスで!という別学部からのリクエストもいただきましたよ。この評価がすべてを語ってる気がするわ!

 

 

 

小学生たちに、異文化である美大生と出会って化学反応してもらうために、

12人の学生たちが、指定された時間に自分の作品横に立ち、質疑応答やパフォーマンスをしてくれました。居合わせたほかの学生たちもにこにこと対応してくれて(卒展実行委員長のわたなべくんの手腕もすばらしかったと思う!)、

「小学生たちと出会った」美大生たちにも、とてもいい経験となったようです。

(これ、もちろん企画意図のひとつですよ)

 

 

鑑賞するという行為を、どう子どもたちの内面に落とし込むか。担当理事で考えて、話し合った結果、選んだのは、ワークシートの記入方式です。

流れをつくった細かい項目に、少しずつ書きこむことで、短時間の中で、質問や感想の整理がつくことを目指しました。

 

偶然なんだけれど、3段階に用意した「ワークシート・ミッション」の内容が、

昨今の小学校の指導指針?だかの、「自主性」「対話」「深い思考」と完全一致してて、びっくりしました。

なのでブレることなく、授業内容の決定やほかの理事への説明を推し進められた!

やっぱり必然は、シンプルでゆらがないものなんだわ!!と感じました。

 

 

さて。その1日のためにと、数か月にわたり、試行錯誤を重ねた紙の束↓↓ (チョコの箱は側面をみせるために使っただけだから、気にしないでね~)

f:id:atelier-agen:20190128153803j:plain

これから、これをもとに、今後のためのマニュアルを起こします。

(ちなみに、写真で見えるかわいらしい版面は、校友会事務局の女子がリ・デザインしてくれたものです。わたしのセンスではこーはいかない。汗っ!)

 

 

次の、卒制展の写真に続く。