あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

ムンク展 観てきた

京橋のギャラリーに行った後、今日は上野に足を延ばす。

上野のここ! 

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www.tobikan.jp

 

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会場の空気が、なんか妙だった。

ムンクの哲学って古臭くてポピュラーで、わかりやすいと思うけど、だから逆に、その感想を言葉にし辛いのかな。褒めたり共感したりがし辛い? で、なんか会場一帯に、軽い欲求不満がもぞもぞと漂ってたような気がしました。 

みなさん、黙々とただ観てまわってる感じというか。

 

まあ、こんなに雑でヘンテコな絵(エネルギーと緊張感はある)なのに、生前から画家として食っていけた(パトロンがいたようです)のは何故?とか、

当時のアーティストとしてファッショナブルな存在だったのかな、とか。

ノルウェーという国と国民性と時代を知らないと、裏付けできなさそう。

 

ん、迷いがないんだよね。これが正解だと確信してる感じ。でまあ、この段階で完成!と筆をおけるって、すごいなと思うし。

たぶん。そんな不完全燃焼感がわたしには、居心地わるかったのかも。

(ときどき、これは好き~がある。結局絵葉書は7枚、買ったし)

 

版画で、同じ絵をモチーフとして使い廻しして、展開すること自体をアートとするのって、ウォーホルでなくてムンクが始めたみたいです。

 

(今度、NHKで解説番組があるようなので、かなり楽しみ)

 

そして。

すんごい隅っこで。事前にアプリで描いといた絵を映し出せる場所があり、、、閑散としてました。画期的なお遊びだと思ったんだけれどなあ。

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そうそう。セルフィ―(自撮り)の先駆もムンクらしいですよ。

 

おみやげの中のお気に入り!

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ムンクのチケットの半券で、こちらも拝見しました。

www.tobikan.jp

フラッシュと動画以外は、写真OKというので。

 

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この方の書からは、雨の音が聞こえてきました。

 

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でかい書というのは不思議なもので、近くに立つと世界観に抱かれている気分になります。森の中に立って深呼吸する、あの感じが近いかな。まっすぐに気持ちを揺さぶってくる。

 

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ここまでくると、書というより絵画っぽい。

 

 

 

ついでに。

日本版画会展という、膨大な量の、いろんな市井の?方々作の、版画展もざっくりと拝見しました。

懐かしいテイストの作品が多い中、小学生や中学生の作品がフレッシュでステキに感じました。