(つづき。坂出から丸亀に電車移動しました)
目的地を横目に、まず、駅前の銘菓かまどでランチ。
ってかわたしはおなかが空かなくて、ところてんと、三色アイス最中を食べた。あ、ひとみんの注文のにデザートがついてきたので、わたしもアイスが食べたくなったの。
三越の昔の包装紙、濃いピンクと白のアレをデザインした方ですね。あのかたちはただの気まぐれのようで、実は箱(基本数種)を包むとちゃんとピンクと白がつながるのだと聞いた記憶があります。
猪熊さん、↑↑のデザインじゃなくてほんとはこっちにしたかったらしい。↓↓
うん。こっちのほうが、デザインとは何か?とか語ってる気がするわね。
このオブジェも猪熊さんデザイン。黄色いのは「星座」だって。
入館チケットを買い、3階に直行。キュレーターさんの作品説明ツアーに途中から滑り込む。この手のイベント常連さんらしい、おじいちゃまと女子高校生?が活発に発言したり、会話してたりするのがほほえましい。東京では出会えない風景。
そして、わたしは旅のこの辺から「豊かさってなんだろう」という想いに捕らわれ始める。
地元出身の美術家を名誉や誇りに思ったり、地元の美術館に寄り添うことで自分の中の美意識をなだめるみたいな経験、わたしには、ない。
ひとりの美術家について、見知らぬみんなで味わう経験も、ない。
あとね。猪熊さんの語録には「美しさ」という言葉が繰り返されるが、わたしにとってかれの作品は「リズム感がおもしろい」とか「色やタッチがすてき」とか感じても、「美しさの追求の結果」という感覚はなくて。
「美しさ」という言葉のとらえ方も、多種多様なんだなあ。とか思う。
すごいことに、ここでもお写真が撮り放題でした。
「箱」のほうも、めちゃステキ。地方にいくと、ときどきこーして、すてきにお金のかかった「美しい箱」と出会うよね。
トイレのピクトグラムがおしゃれ!
つけたし。
この日の夜、明日はどこ行く?という話になって。
市立美術館や県立美術館の企画展をチェックするも、や、ちょっと、いっかなぁ、、、になる。
ここの常設展のほうもそうだったんだけれど、「お金をかけずに」「定期的に」魅力的な企画を立ち上げなきゃいけない、キュレイターさんたちのけなげさや努力に、息が苦しいような気持ちになる。
行政は「箱」までは作るけど、その先にお金はかけないのが、たぶん現状。
で、若い女子たち(←決めつけw)の良心とたゆまぬ努力が、その先を支えてるのかな、とか勝手に想像する。
(話は戻って、この日の夕方に。高松に戻って、ストレンジフルーツの二日目に続く)
そうそう。
東京もんの不注意をひとみんとわたしは連発するメモ!
電車は5分おきに来るわけではない。(30分あれば戻れる腹積もりでいても、次の電車が来るのが15分後だったりする)
切符を買う時間を入れる。(パスモが使えるとは限らない!)