今晩空いてますか?とラインが来て、予備知識もないまま、渋谷公園通りを上り切ったとこにある、初めての劇場に連れて行ってもらいました。
タイトルだけは耳にしたことがあって、ステキだなぁと思ってて。
クラシックをネタにしたマーガレット(雑誌名です)系の少女まんが王道学園ものの胸キュン、と思ってずっと観ていましたが、最後に少年マガジン掲載とテロップが出て(前後に映像使ってタイトル、キャスト・スタッフ名が出たんですよ)、びっくり。
まんがもだんだんユニセックスになってきたか?
2.5次元ミュージカルはあるけれど、2.5次元音楽劇?ははじめてで。
キャラたちがピアノやヴァイオリンを弾くとき、別にミュージシャンが出てきて演奏し、キャラたちは所作だけしながら台詞をかぶせる。というのはアイディアでした。
ちなみにピアニストさんはキャラ3人分の音質を弾き分けたり、主人公が弾きながら内面がズタボロになっていくのを表現してたり、大奮闘。
ヴァィオリニストさんも音質がキャラそのもの、と思ったら、これはご本人の音質がヒロインと合ってたみたいでした。
えーと。「演劇」というカテゴリーからすると、台詞も演技も演出も邪道なことがいっぱいで。でも、これはこれでありなのかなぁ、とも。
映画やアニメを見慣れているせいかな、舞台を観ている醍醐味は薄いけど、違和感はないのです。
と、思いながら、楽しめたのは1時間くらいまでで。
後半の1時間は、
仕上がりがかなり雑であったこともあるけど、単調で説明的で空回りでだるだるでした。それでもクライマックスでは音楽のチカラを借りて、無理やりに盛り上げたのはえらかったかな。
舞台は、やっぱり舞台の方法論でないとダメなのかなぁ、とか思いました。役者たちと観客たちのからだや感性を、もっと信じてつくらないと。
たまたま数時間前に読んだ友人のFBで、
その日の一人芝居は観客がつくってくれた手ごたえだった。自分は何もしてなかった。というコメントを、思い出したりして。
舞台と客席ひとりひとりとの対話なんだなあ。そこを抑えないと、ライヴは成立しないんだなあ、とか。
と、めちゃくちゃ勉強になりましたよ。ありがとうございます!
そして、その公演回はミニコンサートがついていて。(何を意味するのかを邪推して、大爆笑!)
楽しみました! 〆めは個人的に思い入れの深いロンカプだったし!
このお二人のミュージシャンの事務所の社長さんが、大道芸のユニットをやってらして、その流れでお誘いをいただいたのです。
さて、
誘ってくれたのはひとみんでした。ふたりでしゃべりだすと余裕で夜が明けるので(爆笑~)、それでもマンションの前まで送り、そこでまた立ち話モードになりそうなのを振り切り、
時計がてっぺん超えてから、帰宅しました。