終演したロビーで友人に会い「ステキだったねえ」と言ったら、お連れがふわぁっとステキなお顔で笑った。そんな、みんなが幸せな、舞台。
ほぼ人間の身体だけで、なにがどこまでできるか。客たちの気持ちを遠くどこまで運べるか。
目の前で、人魚姫のからだが文字通り泡になって消えていく、テアトルノアールの技法。でも刹那いのは、その直前に朝陽を見上げたかよちゃんの一瞬。
黒子(青?)にリフトで支えられて人魚姫が泳ぐ。このはるかな距離感や健気さは、ワイヤーでは作れないね。はなびちゃんの決心の、けなげさもある。
かよちゃんとはなびちゃんにあて書きされた、人魚姫の姉妹のお話でした。ふたりがそれぞれ可憐で、それはそれは愛おしかったの。
そして一歩ステップアップすると、新しく見えてくる課題も出てくるのね。
(そうか。課題が山積みになるということは、ステップアップした結果ってことなのか。と気づく。今度から落ち込まないよう気を付けようwww)
わたしが感じたことはふたつでした。それが to R にとって大切かどうかはわからないケド。
繊細な舞台になるほど、ばかばかしく壊れた部分にお客が反応しなくなる(無意識にスルーする?)らしいこと。わたしがひとりで声に出して笑うハメになったのは、あの回だけだったのかな。
えー? ドリフターズ的な、to R の微妙にホコロビたお笑いは、大切なカラーだと思うんだけどなぁ。
そして、とてもとてもステキな脚本であったけれど、ストーリィの積み重ねを表現するためのスキルと、to R のそもそもの演技にはズレがあることが発覚してしまった。と思う。ヤノミさんの台詞術がね、つなぎとめててくれたから、気づきにくいかもしれないけどね。
まあ、どちらを採るか進むかは、、、、、ご本人たちが選ぶことだわ。
テアトルノアールを体感したい方は、来年1月にシアタートラムで公演がありますよ。見てね。
そして恒例?のがちゃがちゃ。
後ろにちっちゃく書かれてるのが、まるちゃんのキャラ~ 今回もあたった~(のか?www)