とっても幸せな舞台を観ました。
人の心とからだは、どこまでもシンプルでしなやか。
でもそこに至るまでの道のりがあってこそ行きつくことができた場所でもある。
すっかり夢見心地だ。
↑↑ フライヤー用の原画が展示されてました。100号近いでかさ。
『アリス』をモチーフにしたいろいろな作品の中でも出色の出来ではないかと思いながら観ていました。ただ、本家を知らないと、どうなのかしら。
あれを、
こう、
表現するかぁ~ ~ うわーうわー すっげぇ!
わくわくしたり、あんぐりしたり、うっとりしたり。
現役高校生さんだというアリス(いいキャラ!)がいて。
開次さんが(眉毛があって別人ぽい!)ウサギで。
全能のパフォーマーさん(笑)が四人。 計六人で。
スピーカーをいくつしこんだんだか、めちゃ立体的な音響と。
シンプルな美術と、
ふんだんなアイディアを仕込まれた魅力的な数々のお衣裳と、
あとは声と身体表現だけ。
あ。以下、ネタバレ入りますよ。
ドリンクミーで、生身の身体がぐぐぐっと縮んで見える魔法。(照明が雄弁なんだと思うんだけど、これ、すごかった!)
イートミーで、まあ手足があんなに遠いワ!の表現。笑。
うえーん、うえーん。びっをつけてみな。え、なに? びっうえーん? び……ビッグウェーブ? えっ? うわああっっ流される~(どのシーンかわかるよね?)
わらわらと現れた生き物が、花々を咲かせて、芋虫になり、ふたたび不思議な生き物になってうごめき、
キセルを吸う例の芋虫になり、魅力的な声でしゃべり、
そのあと脱皮する。説明的な動きは全くしないけど、蝶になった、きっと。
帽子屋のお茶会!
黄色いお衣裳のトランプのキュートなこと!
そしてハートの女王様!!!
舞台奥の鏡を使った悪夢のようにすてきな登場シーンの見事! ドレスの見事! ショーアップの見事! 笑った~
このテのパフォーマンスにはちょっとめずらしく一本の筋が通っていたのは、劇作家さんがシンプルで邪魔のないテキストを用意してたからと思われます。
とにかく。
帰ってきてからのわたしは、ごろごろと床にのたうつ。
どうしようどうしようどうしよう。(や、どうしようもないのだが)やばいやばいやばい。すてきだったすてきだったすてきだった。(わたしって思考が停止すると、同じ言葉を三回ずつ繰り返すらしい)
toRマンションのでしか見られなかったオブシェクトファンタジー系パフォーマンスを、開次さんが作ってくれたぁ!!
チケット、当日券がわずかにあるようですよ。
Tシャツとガチャポン・缶バッジを買いました。バッジは帰り道にバッグにつけちゃったよ。
↑↑ スタTは、金色でこのデザインだった!
そうそう。当日パンフとフライヤーの束は、終演後の出口で手渡されました。これ新しくない?