あとりえあげん

世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。 HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

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リオフェス『ドア』

とつぜん、えみちゃんから「あげんさん水曜日空いてる?」とラインが来て、久しぶりにユニットRを拝見しました。

んで、岸田理生さんの命日だということで、えみちゃんのご家族がスタッフさんということもあり、終演後の献杯イベントにも紛れ込んでしまった。わわわわ。

 

昔、劇作の勉強していた時、系統が似ているから必読と言われたのが理生さんでした。もうね。『糸地獄』にはえぐられた~

そのあと、圭介くんにだったかな、あーいうの書きたい言ったら、現代ではなく近代演劇であることは意識しとこうね、とか言われて。すっごい考えて。

今の人たちに届く言葉は何?と思い始めて、理生さんのことはチョットずっと忘れた感じになってましたのさ。

 

今回、見ていても、うん。昭和の話だな。昭和の女のひとたちのことだな。戦後と高度成長期の匂いからの、最後はアウシュビッツに引き戻すんだね。みたいな。

(演出家さんがテキストを再構成されたそうです。原本知らないので、どこがどう違うのか?はわかりません)

平成の女は、もっと孤立していて、こういう共同(ムラ)意識がないよなあ。そのへんは悲劇なのかなあ。とか。

あと、全体にさらさらした印象で、これしか見ない人にこれが理生さん世界かとか思われたら、シャクだなあ、とか。

 

(えみちゃんが言ってたんだけれど、

血みどろどろどろな話、逆に今の時代にはウケるんじゃないかな、とか。

血縁因縁男への憎悪に縛られもがく。それがわたしにとっての理生さんの本領)

 

 

大勢の役者さんたちが、精一杯のことはされていたけれど、存分には活かされてなくて、もったいなかったなあ。

こういう役者さんたちが活きる今風の芝居ってどんなんかなあ。と考える。くすぶらせていてはもったいない。でも対等にぶつかってしぼりあげて使いきれる演出家、応えられる強い台詞が書ける作家はいますか?ってことなのかも。

 

・・・・・・

 

 

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終演後。米澤美和子さん(中央の方ね)と。

もうねもうね。めちゃかっこいい女優さんで、次のご予定は? ぜひ拝見したいです~ あの声でほかの台詞を聞きたい。ずっ聞いてたいです言ったら、「仕事ないのよ!」

こら~ 何しているんだ演劇界!

 

えみちゃんがなにかちっちゃな企画立てますから!と宣言して、

それからまる一日、わたしだったら何を読んでほしいか、ずっとずっと考えてる。うずうずうず。わーわー。

 

 

もうおひとり、ステキな女優さん。雛凉子さん。(一番右の方です)

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実は実は。

ちょっと恥ずかしくてご本人には言いそびれたけど、初対面ではなくて。十年前の野中塾でわたしのテキストをリーディングしてくださった方なのです。(今度、お会いした時は告白しよう)

あのときの録音は、恥ずかしくて封印!してしまった。が。

雛さんのお顔を見てたら声とか空気とかが少しよみがえってきて、

 

 

反省しました。

 

 

思い出そう。幻想の、香りみたいなもの。