あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

父の白内障

父がいよいよ切羽詰まり、先月末に白内障の手術をしました。

白内障は診断=手術ではなく、様子を見て生活に支障がでてきたとき=手術とされるようです。

 

さて。父はときどき、ひょいひょいと要領の良さに恵まれる傾向があり、

普通、白内障の手術って何か月待ちの末、両目を一週間くらいかけて順にするものなのですが、ひょいひょいと実に手短かに終わらせてしまいました。

 

別荘地(父はそっちに居座ってます)の眼医者さんでは、診断はしてくれても手術はできないからと紹介状だけ持たされたと、
わたしに電話してきたときはさすがに沈痛でしたが、

 

まあ、わたしが、
ボランティア先の病院で白内障についての講義を受けていたせいで、不安がまるでなく。手術中のビデオもガン見したし、テレビ番組の話題とでは少し違う注意事項も聞かされてたしで。(当日は入院したほうが安心。15分くらいかけてていねいに処置していただいたほうがいい。遠近レンズもあるにはあるけどオススメできない、など)

 

紹介のツテもないまま、わたしの通いやすさと、病院HPの内容で病院を決め、父は自分で電話予約。

 

書類の住所は世田谷区だけれど、紹介状は山梨県のお医者様ということを、担当のお医者様がとても気遣ってくださって、それではここまで通うのは大変でしょう?と(別にウチに泊めますから大丈夫ですと、わたしは申し上げましたが)、

初診の日にそのまま、手術前検査を全部オーダーしてくださり(普通は別日)、
手術も初診の2週間後に、隔日で一気にスケジュールしてくださったのでした。(普通は片目ずつ一週間おき)

 

えーと、
前日が三茶に泊まって、手術して次の日抜糸、その次の日にもう片方を手術して、翌日は抜糸退院、一応三茶に泊まって、
(入院は3泊だけどなぜか支払いは4日分)
父にしてみると五日間の、アゲゼンスエゼンおやつつきの小旅行感覚?(わたしは毎日、おやつを持っていきました)

 

手術はどんなだった?と訊くと、ずっとびしゃびしゃと目を洗われてる感覚だったそうです。(一般の手順説明では、コンマ何ミリの穴をひとつ開けてと言ってますが、実際はもう一つ開けて、作業がスムースに進むよう生理食塩水だか何かは忘れたけど、液体で流しながらだと、わたしは講義でビデオみてるから知ってる!)

 

退院した日は、検査で瞳孔を開く目薬をさしたあとだし、まぶしいまぶしいとズット言ってましたが、翌日には落ち着き、白いものが白く見えると喜んでました。

退院して三茶を散歩してるときも、あのビルは白で隣は薄いクリーム色の壁だろ?とか。(一応ね、近所の神社にお参りして、神さまにお礼を申し上げましたよ)

 
山梨に帰る前には東京でいろいろと雑用をしてったみたい。つまり、完全な平常。

 

 

 

さっきね、いとこから電話があり、おじさん手術どうだった? もうね、全然問題なし!とか言いながら、
なんか世界がクリアに見えるようになるって、あこがれるよね~
早く、白内障の手術をしたいもんだワネ、とかなんとか。

 

や、マジだって!