あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

人生3度目の九州 ①

はじめて九州に行ったのは、高校の修学旅行。
2回目は数年前、屋久島トレッキングで鹿児島空港に降り立った。

だから九州に行ったの、3度目だと思うんだ。たぶん。

 

久留米で友人たちがかかわる大道芸フェスがあって、
そこには、最近一緒に神社めぐりしてるお友だちもかかわるので、ねえねえじゃあさ、前日から行って九州の神社もいくつか見ちゃうぅ?となり、
そしたらフェスでボランティアスタッフが足りないいうので、あらあら、じゃあ手伝っちゃおうかな~となり、
えーとえーと。そんで翌日の単独行動では、そっか、吉野ヶ里に寄ろう!

というツアーでした。3日間とも内容がまるで違って楽しかった~! 

(あ。わたしの場合アクシデントも、わははは楽しい~ってクチですからね)

 

2015/12/19
まずアクシデントがあって、飛行機の予定が狂う。むぅ、ちょっと感じ悪い対応もあり、この会社のシステムはどうなのかなぁという印象。次は使いたくないなあ。ま、飛行機から見事な富士山がみられたから、よし。

結局着いたのがお昼でした。移動しながら地下鉄の博多駅で途中下車してみる。東京モンは駅中でランチできるのでは?と考えましたが甘かったですw 駅の外まで探しに出る。駅前広場の、これも屋台村のうちかしら。一軒一軒がかぁいいね。

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フライドチキンと、水炊きのペンネスープと、フォアグラのリゾット。ほんとに屋台のメニューなのか? 学祭のノリみたいな若いコたちが出店してたけど、ちゃんとおいしかった。写真はひとりぶんじゃなくて、連れとシェアして食べました。

 

知らない土地の路線も、ネットの検索でさくさくと予定できる。便利な世の中になったよねえ。パスモもほぼ使えるし、GPSの地図でどこでもショートカットをたどれる。コートのポケットはスマホパスモと携帯老眼鏡の3点が常に待機で大活躍。

 

ひとみんのリクエストで糸島市へ。あとから橋本Pにナイスセレクトだとほめられたようだ。

糸島櫻井神社。(当日、福岡で嵐のライブがあるとかで、タクシーのドライバーさんにファンですか?と訊かれました。名まえを理由に聖地らしいです)

↓↓ひとみんはかっこいい!と言い、わたしは神社に楼門ってあり?と、意見が割れた。(が、他所の神社でも楼門ありました。そうなのか)

だんだんわかってきたのだけれど、かの女は建築を見ていて、わたしは意味とかイメージを汲みたいわけなの。一緒にみてるけど、そりゃはズレるw

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↓↓ たぶん九州の神社の特徴? これは拝殿の中。奉納絵とかがたくさん飾ってある。

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本殿の奥にもうひとつある。崖にめり込む感じで岩戸宮って掲げられてた。ほうほうほう。(ぴんとこない人は天の岩戸で検索してネ)

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神楽殿

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櫻井大神宮。奥の院みたいにして伊勢神宮の分院がありました。そしてこのデザインに近いものを吉野ヶ里遺跡公園でも見ることになります。そういうことなんだなあ。

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このあと、海岸線をタクシーで行き過ぎたとき、海を背景に巨石が重なった隙間のような岩穴の前に鳥居がある風景を見ました。あそこも天の岩戸の信仰かしら?と思い、

ん、穴というのはつまり女性器の見立てかしら?と思い、
となると、天の岩戸のアマテラスは再生というより誕生/リセットを意味するのかしら、とかね。

で次に見た神楽殿と囲む広場では、夜の祭りのイメージがふとよぎり、闇の中に、ステージに丸く浮かぶ光の中での舞は、案外胎内をイメージさせるのかなあとかね。

日本人が求めているのは、絶えず新しいもの、やあらかいものなのかしら?とかね。

そんなことをひっそりと考えてみている。

 

糸島白山神社

↓↓ 鳥居の原形といわれる門です。これについてのおもしろい記述はコチラ

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到着したとき、若い宮司さんらしき方とすれ違い、いい感じにご挨拶をして、おーこりゃいろいろ訊けるかも?とほくほくしたのですが、神楽殿を見たとたんのふたりの歓声に恐れをなされた?のか、二度と現れなかったのでした。

サイトのマップがバグってるの、お伝えしたかったのにな。 

 

ここでタクシー降りて駅に向かっては歩きました。神社の周囲を歩けるときは歩きたいもの。

↓↓ そしてなぜか一面の菜の花

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昔、東宝の戯曲講座の習作で、帚木蓬生さんの知覧を舞台にした小説を戯曲化してみたことがあって、ラストに一面の菜の花をモチーフにしたシーンを作ったので、思いがけずに冬の九州で出会ったこの風景に、とても感動(わたし限定)してしまった。

 

さて予定が押したせいで電車の中で日がくれてしまった。

もう一か所、どうする? えー。行きたい。

 

駅のコインロッカーに入らなくて、街灯もない静かな住宅地の中、ふたりでラッゲージをがらがら引きずりながら歩きました。

 

永岡八幡

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ここは。明るい時間にもう一度みてみたい場所。

 

 

それから久留米に出て、適当に入ったお店でらーめんとおでんをいただきました。

美味。こんにゃくがおいしかった気がする。わたしには十分だったが、若い連れには少し物足りない量だったようです。

 

そして宿へ。嵐のライブのせいで宿泊施設が足りない時期に奇跡のように取れたらしい。が、んんんん。素泊まりだけの、値段なりのビジネスインで、

 

しかしよく歩いたな。おかげでグッスリと眠れました。

(つづく)