年の功というより、わたしのもともとの資質なのですが、
その人が今、必要としている言葉は何なのか。見えていることが多いのです。
昔はそれでも、見かねてご本人に伝えることもありましたが、
最近はほとんどない。だって余計なお世話だもの。
あとね。言葉が届かない人っているのです。
「強い音と大きい音は違うと思うよ」とか、
「まず相手の主張を黙って受けいれてみたら?」とか、
「あのテのファンのみなさんの受けから、一度卒業してみたら?」とか、
伝えようとしてその人の前に何度か臨むのだけれど、うまく言葉が出てこない。
そんなことが重なって、
そうか。お友だちではあるけれど、わたしの言葉が届かないことがこの人の人生なんだなと考えるようになり、
うまくいかないこと。
不幸になること。
それだって、あくまでもわたしから見れば、という価値観なわけで、
ご本人からすればそれが、ありのままのご自分、ってことだよね。とか。
なんだろう。
わたしが口出ししないほうが正解であるような気がしてきました。
と、書きながら。
やっぱ大切な若い友人たちには、
「チョットこれこれをやってみ」とか、
「こーいう考え方もあるよね」とか十分おせっかいを焼いてたり、
誰もほめてくれない~って半べそな気分でいるコには、よしよし少なくともわたしにはわかってるからねと囁いてたりする自分に思い当たり、
赤面だわ。
あ~ ちょっとはクールな分別がついたか自分?と、ほくほくしながら書き始めた文章だったが、撃沈したみたいだわ。