あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

『シモンドール』 2

今日(昨日)はTシャツを着て。美容院で髪を少し切って、エクステの色を変えてから、
 
というわけで横浜に行ってきましたよ。
大雨の中、前日に忘れた日傘をピックアップしにいくって、どんだけおまぬけなんだろう。
 
そうして、もう一回料金を払って、お人形たちに会ってきました。
  
  
  
ひとりひとりが。前日とまた、違う顔をしているのだった。
 
 
「なぁに?」と、
遠くから視線を感じてしまった、とある天使の人形に気持ちを返してみたけど、
ぬふふふふっと笑うばかりだったわ。
 
シモンさんの人形は、ちょっと意地悪なトコがあるわね。
天使のくせにね、額縁ごしに角度を選んで、向こう側の横顔をのぞいてみたら、
小悪魔みたいなまるで違う表情をしていて油断がならないなぁ、と。 
 
 
 
多くの人形は恥ずかしがり屋でナイーブなんだけれど。
 
初回に見たときは、このコはこの立たせ方でいいのか?と不満だったのが、
今日は、
そっか。恥ずかしくて腰がひけてるんだ!(裸だものね) と、気がついたり。
 
 
 
あとね。ずっと思ってたんだけれど。
  
女子のお人形の、お腹/背中とか太もも付近の大きな関節球がね。贅肉の張りをイメージさせて、
みていてちょっと居心地がわるいんだよね。
しかも、お人形たちは正々堂々とさらしているわけだから、
自分の中の中年の居直りみたいな部分と向きあわされて、悪趣味な気分。やれやれ。
 
 
 
 
会場の客層・客質が前日と違い、人数も少なく。
 
ちょっと誤解される言い方になってしまうと拙いんだけれど、あのね。
 
シモンさんのお人形を見て、
「まるで生きてるみたいよね〜」という平凡すぎる言い方でしか褒められないようなオバちゃんが、
でもそのあとに、
「ふぅ。今日はいいモノが見られて、よかったワ〜♪」と言葉を続けて。
 
壁越しに聞いていたわたしは、ちょっとほのぼのしたんだよ。
 
 
なんだかよくわかんないし、言葉では説明できないけれど、
日々の生活でもたぶん、そんなに文化的な接点ってないんだけれど、(失礼)
高度な感動は出来る。
 
って、とてもステキ。
 
そりゃあね。
お金を払った以上、感動しなければ損だから努力して感動したのかもよ?って
意地悪な見方もできなくはないんだけれど。
 
だとしても、
日本のお客はやさしいなぁ〜 感度高いなぁ〜 とか思っちゃったよ。
 
 
 
 
(仮想)初恋は、ずいぶん落ち着いたよん。さめるの早すぎwww?