あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

『シモンドール』

ぬふふふふ。お久しぶりに仮想初恋状態です。
んん。永遠の乙女座!の特権よ〜
 
お人形たちに恋をして、
ついでに作家さんご本人にも恋をして。
 
知恵熱が落ち着くまで、数日くらいかな、放っておいてくださいねっ。
 
 
Img_10491
 
 
 
一緒に行ったくんちゃんとふたりで、展示してあるお人形の一体ごとに
熱心に顔を近づけ、指を振って語り合うものだから、
何人もの監視員さんたちに「はい。気を付けてくださいね〜」と注意を受けましたwww
 
でもそうして。肌をざわざわさせながら愛玩し、対話できるのは。
 
彫刻とかオブジェのような美術品ではなく、お人形だからなんでしょうね。
 
 
実際、
ガッツリと目があってしまって、引き据えられて、
こちらが身動きできなくなったお人形が、ふたり、いました。
どどどどうしようと、そろそろとからだをずらしながら視点をはずしたけれど、
お人形にこちらのハラの奥々までを見透かされた感じでした。
 
魂がぎゅんぎゅんと飛び込んできた。飛び込んでいった。という言い方でもいいです。
なので、恋。
すっかり気持ちをかき乱されてしまった。
 
 
作家の四谷シモンさんは、ホラ、役者さんもしてらしたわけだし、
だからお人形の持つからだの距離感が、演劇的なのか???
 
 
 
オブジェとして素晴らしいお人形たちも大勢いて。
 
関節ごとにバラバラにされて、標本にされちゃったコたちや、
 
作りかけのまま時間が止まってしまったコたちや、
 
人間としての未完成感や、ありえないバランスの悪さや奇妙さが、
逆にね、人間としての美しさを抽出していて、ね。
 
って。
 
んんん。
どっちだろう。人間の美しさなのか? 人形としての美しさか?
あ。生き物の魂としての美しさ、かな。
 
 
 
ギャラリートーク・イベントを狙っていったので、作家さんご本人のお話もうかがえまして。
無垢なお人柄から発せられる言葉のいちいちが、
こちらの深くにきゅぃんっきゅぃんとひねりこんでくるし、
そして
カタログを買ったその場で、サインをしていただきまして。
 
かれの正面に立った時に届いてきた、素敵なトワレにとどめを刺された。 (爆
 
 
 
 
 

そんな(仮想)恋の挙句に。
 
日傘を、会場入り口に忘れてきました。(そのまま入場しようとしたら傘立てにと誘導され、案の定ですw)
というわけで、
明日じゃなくて、今日だわね。横浜まで取りに行ってきます。あはは……
 
  
Img_10501
 ↑↑
このコだけ、お写真OKだったのよ〜
でも、全然、雰囲気が伝わらないわね。本人はもっと、凄みがあって、息をのむわよ〜
上の全身のお写真の表情とも、すでに微妙に違うしねぇ。
 
 
7/6まで 横浜そごう美術館です
 ↓↓ 
http://www2.sogo-gogo.com/common/museum/archives/14/yotsuya/
 
 
どうしよう。
わたしは、また入場料を払って、もう一度観てしまうのかしら。