おじさんたちが、楽しそうでなによりでした。
昨日拝見した、舞台のことですけど。
わたしも心構えができたせいか、今度は正面席後方で全体が見渡せたせいか、
とても楽しめました。
まあ何よりも、舞台が「練れて」きたんだと思う。
シーンごとのタッチのばらばら感が、溶け合ってきて。
ボリュームの流れとめりはりが出来てきて。
そしたらやっぱり、さすがなミュージカル♪
(えーと? いやいや、こーいうものなんだ、というフィルターは必要ですけれど)
女の子の成長ものがたりというより、
人がひとり成人するまでには、多くの人たちの想いや思惑が降り注がれ、
本人の中で掻き回され、沈澱して、見事な上澄みに結晶して、おとなの人生が始まるのだと。
そして、そのかの女を通して、今度は人々が恩恵を受けるのだと。
若い女優さんの成長をうれしく見守る気持ちってのも、ちょっとわかりました。
人が伸びるときって、ホントに素晴らしいね。
さて、おじさんたちですが。
ぜんさんの、
「や、ここでもぅ一度拍手しても全然OKよ」的なドヤ顔とか。
(昨日唯一の、ショーストッパー未満w)
あの民族舞踊的な回転舞、「もっと拍手してくれても全然、全然―― 大変なんだからぁ」的な、とか???
で、かれは役的にはゲイなんですか? (となると、ベスを迫害するニュアンスが変わってきそう?)
(いやいや。だめでしょ、やりすぎたら。まずは権力と暴力の象徴で、で、で?)
けーごさん、
2週間前は1秒で見せてた振付(足で女を押しのける!)を今日はもっとたっぷりとやっていて、
バランス感覚がすごいんだろうな。と思いました。
ちなみに。
わたしが一瞬だけすっげぇ腐女子になるのは、
衣裳替えのフォローで皇太子の腰に手を置くときです。きゃっ♪
ゆーいちろーさんの、
あー、そーきたかぁ!は、うふふふ♡でした。ちゃんと素敵につくれるじゃんね。
美しい装置と連動して、ゆーいちろーさんらしい拡がりが出来てたぁ。
そして誰よりも、がんばれー、と言いたかったのは。いくくんだったのでした♪
ってか、過去の引き出しがいっぱいあるはずなのに、絶対に使わないのが、
潔すぎる。
で、結果、前半の持っていき方に、もしかしてまだ迷ってる? 素敵。
(わたし的には、えっとねぇ、
何も考えてないもんね〜 自由と名乗る無責任だもーん からの、
やんちゃの中からこぼれおちる自分に対する戸惑い感が、
はじめて感じる女の子への責任が、
無垢な無防備な引きずられ感が、
もっと前面に出てきたらウレシイかなぁ???)
(↑おばさんの身勝手ですwww)
そういえば。
劇中で。「自分に自信を持って」という言葉が出てきたとき、
ん、とてもありふれた言い回しだけれど、
「自分に自信を持つ」というスキルはつまり、
「まずハッタリをかまして、あとからコッソリ自分をそれに追いつかせる」ことだよなぁと
しみじみしました。
ええ? 違うかな〜 わたしは改めて思っちゃったよ〜
愉快な仲間たちや、アンサンブルさんたち(特にメアリーの侍女たち♪)がよいなぁ。
そして母の幽霊と首切りマッチョの醸す幽玄が、お気に入りです。
あの繊細なメロディ、たまらん。
しかし――
舞台を観るって、観るだけでも、体力いるわね。
ららら来週は、ききききっと、もっと体力気力が必要な席!!! 楽しみ♪
おほほほほ。みなさんも、お楽しみに。