あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

育つ人

マニアックな話題です。
 
 
今日のクリコレ・マチネで。りおくんと祐一郎さんの『闇・広』 
 
え。肉食系ルドルフ? ――が芝居に入ったっ。吼えたっ。
と思ったら、
トートさまがまたうれしそーに素直に反応を始めまして、
こちらも肉食系トートに瞬時変換。
 
過去、何百回と積み上げ磨いてきた繊細なトートさまを脱ぎ捨てて、
瞳に青い炎を宿してキバをむき出したかのような。
 
 
 (*'o'*) わー♡
 
 
たった1曲で、
りおくんのルドが祐一郎さんから新しい「からだ」を引き出したっ!
 
引き出したりおくんもエラいし、
若手の芝居に反応して、自分を塗り替えてしまう祐一郎さんもスゴいです。
 
 
芝居の喜びのひとつだな。
 
 
祐一郎さんは、そのまま伯爵さまの『欲望』まで新しく塗り替えちゃうし♪
 
 
 
そして。
 
この洗練された肉食系というか、
おとなの男の骨がきしむような静かなぶつかり合いというか、
 
このへんの匂い。
今の日本の文化が欲している方向なのかな、と思う。
 
 
慰めあってきたこの3年間の反動なのか、
 
ぐだぐだな政局をじっとりとリアルに底で支えている人たちの
思いがあぶりだされているのか。
 
 
その先に立つ、男と女の関係性も、変わってきそうかな。
ちょっとゾクゾクする。
 
 
 
 
 
久しぶりに拝見したりおくんは、
ステキな役者さんになりつつあるようお見受けいたしました。
ブラボー。
 
ご自分の声質まで変えて、相手とのハーモニーを調節している曲があって
これには聞き惚れました。
 
次の課題は、スッキリした姿勢/王子さまな立ち姿のデザインかな〜
持ち役の幅が広がるよね〜
(違いますか? 山田大先生♪)