東京都被災地支援ヘブンアーティストキャラバン@宮城 でのことを。
(今年はDVDはつくらずブログだけで。ひびちゃずけと一緒じゃないからまず音源がない)
7/30 6時新宿発 バスで現地へ。
石巻市/開成第12団地 東集会所
楽屋として使わせていただいた集会所に、にこにことご近所さんが集まってきました。
このツアーの音楽隊はチンドンのU-stageさん。
この場の流れでみんなで青い山脈とか歌いました。みなさんいいお声!
ここは3000世帯だか(ごめん。うろ覚えです)ある仮設住宅です。
ちんどんが練り歩くのにも限りがあるので、
同じくボラ・スタッフのもぅちゃんとふたりで通りの向こうまでいって、声を張り上げて呼び込みをしてみる。
ずらりと並ぶ閑散とした通路。閉ざされた窓。
いや、ときどきカーテンが揺れるので。そちらに声をかけるが、ゆらと閉ざされる。あれ?
ときどき、自転車に乗った少年たちやバギーを押したママが通る。
人、いないのかな? 「いや、いると思うよ。外出先はそんなにないはずだしね」と、もぅちゃん。
もぅちゃんはおかあさまがいわきにいらっしゃるので、地元の意識に少し詳しいの。
巨大な仮設住宅群の、みっしりとしたユニットの中で息を殺している、人間関係に。
わたしもちょっと息苦しくなる。のを振り切り、
誰もいない夏の通路に、揺れる窓に、明るい声で次々と通り過ぎてみた。
気持ちのどこかがきゅっとする。少し痛い。
「もしかしたら、支援を名乗るイベントに辟易してるのはあるかもね。次々来るんだろうし」
そっか。わたしたちも、おせっかいな自己満足だと思われちゃうのかな。
参考までに。
同じ場所で同じ頃にあったイベントを、NHKが描くとこういうニュースになります。
↓↓
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130803/k10013522081000.html
ついでに書いておくと。
別の場所では、
まったく同じデザインの建売住宅がずらずらと等間隔でならんでいる風景をみました。
行政が慌ててつくった「住宅」なのかどうかはわからないけれど。
「街」の風景ではないし、住みたくなるような家々ではなかった。
「人の住む場所」を作る難しさを感じたの。これは岩手では見なかった風景だった。
今年の岩手にいけば同じ風景が見られるのかな? そんな感じはしないな。
県によっての差って、あるんだろうなと思う。
行政はお金をつかっててきぱきと「仕事」はしているのだ、という気がした。
でも突貫作業に、何かが置き去りにされてしまっている印象はある。
これはしかたのないことなのかな。
そうだ。このツアーをセッティングしてくださった課長さんたちの仕事ぶりは
実に実に行き届いてまして。
ホントウにすっかりお世話になりました。
そして会場には、遠巻きも含めてぞろぞろと大勢が集まってくださった。
なんだか、観ていただいてありがとうという気分だったよ。
中国雑技芸術団の花形 うー(ゆぅい)ちゃん!
を、撮ってるわたしがもじゃくんのカメラに入ってたw
今年もいろいろとお世話になった、職人気質で気のいいドライバーの池田さん♪と、
中国雑技のドォンくん。
↑↑ ショーのあとの、ジャグリング教室でのヒトコマです。
(こらー。自分たちが練習すんなー!)
ドォンくんは日本語が話せないのですが、こちらは強引に話しかける。
おしゃべりはできなくても仲良しにはなれる。
旅公演のよさですね。
蔵王の温泉宿たまや泊。
熱めの温泉と、おかみさんの素晴らしい家庭料理。郷愁の建物にいきとどいた心遣い。
最終日には、
明日からの生活を思うと哀しくなってくるとボヤくパフォーマーもいるくらいステキな宿でした。