先日、おしゃべりしてた相手から「女優さんとかなさってる?」(←ぷっ)と問われて。
何度もおっしゃるので、書くほうを少し、と応えたんだが。
そのとき自分が無意識に、ペンを持って書く動作を添えたので、
自分で自分に驚いたというか、呆れたというか。
だって。
実際に書く動作って、PCのキーボードを打ってるのにね。
これはどういう刷り込みかしら。
まあ。構想するときには、山のように手書きのメモはとるけれど、
これは他人に説明する「書く」ことには含まれないだろうし。
(同様に。
ぼーっと構想をめぐらせていたり、
アイディアが降ってくるのを待ってたりするのも、
「書いてる」動作とは考えてもらえない。
で。そーいう人ほど、
発想が違うよね〜とかって身に備わった才能のように褒めて、
努力の結果だと理解してくれないんだっ!
すまん、愚痴った)
まんがを描いてたとき。
久しぶりに会ったいとことかが、
「まだかいてるの?」とか訊きながら同じ動作をしてたなと思い出したが、
確かにまんがはペンと墨汁がベースだから、そのとおりなんだが、
自分からその動作はしなかったよな〜、と。
今、思いついたけど。
たとえばマイムで。
テキストを書く、まんがを描くをからだで表現してみせてといわれても。
右手で見えないペンを持って、振ってみせる。ナンテ、絶対にしない。
――する?
書かない人は、するのかな?
つまり、わかりやすい(ベタな)説明動作。を無意識にしてしまった自分が、
ショックだったのかしら、自分。
ふむ。
エスニのリーダーよこたさんの渋谷ストリートでは、
何故毎回人だかりになるのか?という分析を読みました。
→記事はコチラ
おもしろい。
確かにみんなが、やっていそうでしてない努力だわ。
でもそれ以上に、
よこたさんの音の届き方の強さが一番の理由だって思うけど。
どうなのかな。
よこたさんのサックスは、渋谷の雑踏を巻き込む、つきぬける、
音の強さがあるというのか。
ってか。
演劇では「台詞を届ける」って言うけれど、
ミュージシャンは「音が相手に届く」って言い方はしないらしい?
考え方もしない?
以前、あやちゃんだったかな。そう言ったらね。
一瞬きょとんとされた。意味は「届いた」みたいだったけど。
上手下手とかとも違う。慣れ、のほうが近い? 説得力?
言葉でうまく説明できないな。
でさ。わたし、ね。ほんっとに最近、
ようやく
「届く言葉」が書けるようになったのかなぁと、感じてるんだよ。(てへっ)
舞台で素人さんにしゃべってもらってるだけでも、
ずるっと客席が世界にまきこまれたのを感じて、
ひとり総毛だったんだ。
えへへへへ。 (*^.^*) 言葉のちから。を操る。おもしろさ、だ。