あとりえあげん

世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。 HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

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『エル・グレコ展』

抽選にあたることがまずないわたしが、ご招待されてしまいました。
時間指定の休館日、イアホンガイド付き。
 
都美館の『エル・グレコ展』❤
 
 
 
大学の授業、人体油彩画(裸婦)の講評会で、
わたしのタッチをみた教授に「エル・グレコ好き?」と聞かれてから、あらためて画集を見直して、
おやコンナに自分好みだったのかと認識し。
その後、NYメットかどっかで原画数枚を観たときは、雷に貫かれました。
 
なんなんだろうね、かれの絵の前に立ったときの、からだの芯が揺さぶられる感じ。
恋に似ている?
 
ほとんどが宗教画だから、解説では実に神妙なコメントが静々と語られるわけだが、
 
あの男好きな(ゲイだって気がする)エロい絵をみて、
神妙、敬虔になれるわけない。
繊細な唇の色味、長い指。清らかな表情とエッチぃ筋肉、躍動する乱れたデッサン、
はためく衣。ドラマティックな色彩。
 
あああ、いつまでも観ていたい。
 
 
 
好きだけど、かれについてまったく勉強はしたことがなかったので。
 
今回、一番おおっと思ったのは、習い始めからしばらくはテンペラ画を描いていたこと。
ハイライトと境目の影に特徴あるあのタッチは、テンペラ画からきてるのかしら?と思う。
テンペラ画法について調べないと、これ以上はなんとも言えないけど。
 
画題やモチーフの扱いも、
うむむむ、世界史スルーしてるから、わかんないわ。なんか、つながりや裏の意味がありそうよ。

この時代のイタリア演劇はどんなだったっけ? ポージングがいちいち演劇っぽい気がするわ。
 
レンズはどのくらいのレベルの製品があったのかしら。
縁にいくほど画像をゆがませる発想は、レンズからきている気がするわ。
 
とかね。 
自分の勉強不足をすごく呪ったのよね。
 
 
 
ゴーギャンのミドルネームでもある)パウロさま。
(コロレド大司教さまと同じお名まえの)ヒエロニムスさま。
マグダラのマリア。そしてジーザス。
思い入れのある人物たちやシーンの描写には、別のどぎまぎがある。
 
十字架にかかっているお姿は、ああああ、お懐かしい。祐一郎さんジーザスの、
筋肉だわ❤ライティングだわ❤どきどき  (*゚▽゚*)ゞ 
 
 
 
そしてラストの「無原罪のお宿り」!!!
イヤホンガイドのすてきな演出にヤられました。
絵画に吸い込まれて、一緒に神々しく昇天しちゃった気分。
 
 
 
しっかし、画家というより職人(という時代でした)ね。商売やプロデュースも上手だったのね。
今だったら、アートというよりまんがを描く工程に通じそうだわ。 
 
エル・グレコさんの人物像はどんどんとふくらみ――
めずらしく今回はカタログ購入。
しっかりしているので、がんばって読破を目指すわ。(ほんと?)
 
 
 
 
 
はぁ〜 すごかったねぇ。美術館を出て、ご飯を食べながら。
友人とカタログを見ながら、一枚一枚お互いの感想を語って、振り返りをする。
展覧会のあと、ここまでびっちりと振り返りをするなんて、はじめてだな。
 
デジマが言うには、ヒエロニムスさんの肖像画はダ・ヴィンチのほうが秀逸だって。ふむ。