あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

ハレ女はNG @屋久島

セタボラからバザーのお手伝いを頼まれて、
たぶん昨日の今日で使い物になりませんからとお断りしたときは、
今日の自分がどんなふうに使い物にならなくなるかイメージしてなかった。
 
全身も、だけれど。ふくらはぎの筋肉痛がハンパない。
今朝、自分のベッドから、まさかまさかの、立ち上がれないwww
(マットだけなので、低いのです)
マジ、這ってってトイレのドアをあけて、手でからだを持ち上げて座り。
椅子の姿勢からは、まぁ、立ち上がれるけど、
そのままよぼよぼとベッドに戻って、倒れこんだぁ。
 
 
屋久島!!!
 
素晴らしかったよぉ。
感覚が磨かれて、価値感変わったかも知れない。
と、つぶやきとかFBとかのタイムラインを眺めながら、思う。
 
鮮やかに飛び込んでくるものと、ご立派でもすすけてしかみえないもの。
クッキリと分かれて感じる。
 
この感覚、いつまで続くかな。
 
 
 
どんなふうにステキだったか、簡潔に説明するとしたら、ね。
「すがすがしく 響交う カオス」
 
響交う――は、森を歩きながら組んだ造語です。笑笑っ 「ひびかう」と読んでね。
いろいろが、響き合い、交わし合う、キラキラしい無音の音楽。
 
 
 
ん。
ひと月に40日、1年間に400日、雨が降るとまで言われる屋久島ですが、
3日間、ピーカンでした。真っ青な空。
どんなもんだい、わたしのハレ女ぶりはぁ!!
トレッキングは快適で、
そりゃ体力的には言葉につくせないほどタイヘンだったけれど、
楽しくて。
心地よくて、充実してて、変化に富んでいて。
 
でもガイドさんは言いました。
「残念です。雨の森を見ていただけなくて」
 
雨の森。
雨に濡れ、霧けぶる、太古の森と、苔と、水。
 
 ・・・・・・
 
梅雨時に、また来るしかない?
そういえば、ウミガメ産卵というイベントもある島だし?
も一回、あの心臓破りな階段を昇るのは躊躇するケド。
 
  (+o+) (-"-) モショモショモショ ウーム
 
 ・・・・・・
 
 
 
 
そうそう。
 
飛行機は大丈夫だけれど高い場所は苦手というのを、高所恐怖症候群というらしいですが、
もしかしたら今回、克服したかもしれません。
(お。これはもしや、脚立作業ができるようになったのかも?)
 
コースには、嘘っ、聞いてないよっ、ま、マジですかぁ?というような
渓谷を渡る橋や、崖にかけられた階段があり、
最初は言葉も発せないまま、息をのんで歩いたのですが、
次第にコツがわかったのと、帰りは疲れ果てていて神経がニブくなったのか、
つり橋が怖くなくなってました。
 
わたしね、小さいときは高所が大丈夫だったのですよ。
つり橋も、2階の手すりを乗り越えて落ち葉掃除をするとかも平気でした。
20歳をすぎてなぜか突然、ダメになり。
 
今回、考えたのは、
ハイヒールを履くようになってか、歩くときのからだの重心が高くなったのか?と。
(わからないけれどネ)
 
渓谷をわたる幅70センチの板橋を歩くとき、
ふと、バレエの5番ポジションみたいにかかとを交差させて、おへそを押し出して歩けば安定すると気づき、
急傾斜の階段をおりるときも。
こうして。自分なりのコツができると、歩くのも楽しくなってきて。
 
そのかわり。
 
 
 
次の日から、ふくらはぎがぱつんぱつんの緊張状態 (>_<) ってワケですけどね。
 
 
 
 
 
 
不自由を楽しむリゾートだったと思います。
何故、リゾートという言葉を使うかって、
さりげない心づくしがハンパなく行き届いていたトレッキングルートだったからで。
 
注意深く足元を見れば、歩きやすい配置に石だの枯れ木だのが仕込んであるのがわかるのです。
同じツアーの方たちを見てると、
気づかぬまま、わざと歩きにくく選んでる方もいますけどね。
 
 
とてもいい旅だった。
だけど、
じゃあ、誰にとってもいい旅か?となるとムズカシクて。
 
帰りの飛行機でデジマと、
今の幸せ感、達成感を他の人に伝える、わかってもらえるには相手を選びそうだね、と。
「奥が深い」って言い方はどう?とか。
 
不自由が楽しいって何故だろうね。Mっ気なのかな。
 
不安があったけれど最後まで歩けた達成感、だよね。
実は、縄文杉そのものには大して感動しなかったよね。(笑笑っ いっちゃった)
 
 
 
今回、クラブツーリストのツアーで、いたれりつくせりしてもらった快適!だったことも大きい。
靴屋のおにぃさんにもらったアドバイスも的確だった。
 
そのへんの感謝もありますね。(←オトナな発言)