あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

映画を3本

ディスカスで借りたままだったDVDを一気に3本観ました。


なんかさ。借りっぱなして放置してあるのが、

生活を、人生を、停滞させてるような気分になっちゃったんだ。

 


 

 

ハード・キャンディ

赤ずきんネタ、だけど、全然関係なかったぁ。延々と一方だけがしゃべりまくるシーンが続く。

女の子の表情の切り取り方にいちいち興味がないと、つまんないんだろうな。


 

オタクな感性が、メジャーに理解される時代になったんだな、と思う。

20年くらい前だったら、かなりカルトで楽しい!と評価されそうだけれど、

今では、万人が見る映画として欠点をあげつらわれるんだろうな。と思うと、そんな時代の流れを逆にスゴイと思う。


 

あ。男子だとどう思うの?と感想を、スゴク訊きたい一方で、

男子が観たら、確実にひどい悪夢にうなされそうだから。観ないどけ!と思いました。

マジ、観ないほうがいいと思うよ。

 


 

 

『ONCE』

トニー賞を取るミュージカルのストーリーって?と借りたけど。

うぁっ。苦手分野のヒューマンしみじみ恋愛系だった。

が、↑という理由で、一生懸命に観る。それなりに心に響くシーンや音楽は、ある。食わず嫌いは危ない。


しかし。恋愛青春真っ只中!だったら、もっときゅんきゅんきたのかなぁ。

舞台で見たら、わたしにはチョットきついなぁ。


 

アイルランドだから成立する感覚って、あるよね。

電話ボックスとか、フリスビーとか、無気力で感じの悪い音楽エディターが目覚めていく(クサイ)過程とか。

 

あとこれは、ミュージカルではないでしょう。音楽劇です。

 


 

 

白夜行

80年代によくあったストーリィセンスで。『悪女について』とか、こんな幼馴染設定のコミックがあった気がするけれど、何だっけ?とか。


堀北真希ちゃんの美貌に見惚れる。ベッドで女の子を押さえ込むシーンに、自分にはそっちの感性があったのか???と、エラクどきどきする。


 

船越さんのぶよぶよ感は、かの女と高良なんとかクンのシャープさを引き立てるために要るのか?と思う。(ひどい?)

何故、この人の芝居は日本では通用するんだ?とか。


演技をする、ことに関しても、日本はひどい輸入の仕方をしちゃったんだろうな。油絵を文士が紹介したせいで、思い切り思い違いした美術感が、日本に蔓延しちゃったみたいに。


 

そして原作は、こんなに説明的ではないよね、たぶん。

興ざめだ。

だけど、興行を目的とした映画では、このくらいシツコク丁寧に、説明することが必要なのかな。

 


 

 ・・・・・・

 

ツクヅクとつまらないぞ、日本の観客。