ディスカスで借りたままだったDVDを一気に3本観ました。
なんかさ。借りっぱなして放置してあるのが、
生活を、人生を、停滞させてるような気分になっちゃったんだ。
『ハード・キャンディ』
赤ずきんネタ、だけど、全然関係なかったぁ。延々と一方だけがしゃべりまくるシーンが続く。
女の子の表情の切り取り方にいちいち興味がないと、つまんないんだろうな。
オタクな感性が、メジャーに理解される時代になったんだな、と思う。
20年くらい前だったら、かなりカルトで楽しい!と評価されそうだけれど、
今では、万人が見る映画として欠点をあげつらわれるんだろうな。と思うと、そんな時代の流れを逆にスゴイと思う。
あ。男子だとどう思うの?と感想を、スゴク訊きたい一方で、
男子が観たら、確実にひどい悪夢にうなされそうだから。観ないどけ!と思いました。
マジ、観ないほうがいいと思うよ。
『ONCE』
トニー賞を取るミュージカルのストーリーって?と借りたけど。
うぁっ。苦手分野のヒューマンしみじみ恋愛系だった。
が、↑という理由で、一生懸命に観る。それなりに心に響くシーンや音楽は、ある。食わず嫌いは危ない。
しかし。恋愛青春真っ只中!だったら、もっときゅんきゅんきたのかなぁ。
舞台で見たら、わたしにはチョットきついなぁ。
アイルランドだから成立する感覚って、あるよね。
電話ボックスとか、フリスビーとか、無気力で感じの悪い音楽エディターが目覚めていく(クサイ)過程とか。
あとこれは、ミュージカルではないでしょう。音楽劇です。
『白夜行』
80年代によくあったストーリィセンスで。『悪女について』とか、こんな幼馴染設定のコミックがあった気がするけれど、何だっけ?とか。
堀北真希ちゃんの美貌に見惚れる。ベッドで女の子を押さえ込むシーンに、自分にはそっちの感性があったのか???と、エラクどきどきする。
船越さんのぶよぶよ感は、かの女と高良なんとかクンのシャープさを引き立てるために要るのか?と思う。(ひどい?)
何故、この人の芝居は日本では通用するんだ?とか。
演技をする、ことに関しても、日本はひどい輸入の仕方をしちゃったんだろうな。油絵を文士が紹介したせいで、思い切り思い違いした美術感が、日本に蔓延しちゃったみたいに。
そして原作は、こんなに説明的ではないよね、たぶん。
興ざめだ。
だけど、興行を目的とした映画では、このくらいシツコク丁寧に、説明することが必要なのかな。
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ツクヅクとつまらないぞ、日本の観客。