あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

じゃんけんで負けてほたるに生まれたの

 

 

    じゃんけんで負けてほたるに生まれたの

 

 

 

という池田澄子さんの句を、ふと思い浮かべました。なんかストンと、新しい解釈が生まれてきたような。
(本棚で今、ページをめくってみたのですがみつけられなかった。文字がちがっていたらごめんなさいです)

 

今まではね、
人の命も虫の命も、じゃんけんの勝ち負け程度でふりわけられる同じ重さ、輝き、みたいな解釈をしてました。文末の「の」に宿る、自嘲と誇りがステキでしょ。

さっき浮かんだのはね、
人のさまざまな人生も、病気も震災も人種も貧困も、
じゃんけん程度の重さでたまたま振り分けられただけ、かもしれない。
そのへんのニュアンス。

そしてほたるという、ささやかながらも自ら発光する生きものであることもポイント。