じゃんけんで負けてほたるに生まれたの
という池田澄子さんの句を、ふと思い浮かべました。なんかストンと、新しい解釈が生まれてきたような。
(本棚で今、ページをめくってみたのですがみつけられなかった。文字がちがっていたらごめんなさいです)
今まではね、
人の命も虫の命も、じゃんけんの勝ち負け程度でふりわけられる同じ重さ、輝き、みたいな解釈をしてました。文末の「の」に宿る、自嘲と誇りがステキでしょ。
さっき浮かんだのはね、
人のさまざまな人生も、病気も震災も人種も貧困も、
じゃんけん程度の重さでたまたま振り分けられただけ、かもしれない。
そのへんのニュアンス。
そしてほたるという、ささやかながらも自ら発光する生きものであることもポイント。