誰が、何を、歌うのかも知らぬまま、
島野さんのミュージカル仕立てのドラムスだけを追っかけていったライブ。
結論からいうと、とても楽しめました!
ライブ名がネット検索にひっかからないし、
会場で手にしたフライヤーにも出演者名しか書いてないし。
客席も思いっきり内輪だけ!みたいだし。
(会社か事務所に)シークレットなライブなのか?
だとしたら、このブログでお名まえを出していいものか?
使った曲名も書いたらヤバイ?? どきどき...
家に帰って、お名まえを検索かけてるうちに、アレ?
そういえばこの名まえって岡さんのブログで見かけてる?とか。(違うかな?)
ご本人たちのブログではライブの告知してるから、書いちゃってもいいのかな?とか。
一応、無難に、自粛?
とりあえず、島野さんだ!
伴奏がピアノとドラムスだけでも、世界観と、音色の多彩と音域(なんだと思うんだけど)は充分な拡がりでした。
島野さんは、いろんなスティックやらを持ち替え持ち替え、ときには指を使い分け、腕が4本あるんじゃないの?って演奏です。
そうやって、そこでその音を出すんだね〜!みたいな。
\(^o^)/
特にファントムがね、あの曲がね、ふたりだけでも遜色ないの!
ウェバーの魔法か? どんなオーケストレーションだったか、素人なりにも、あとで久しぶりに聴いてみないと、と思う。
というわけで、ミュージカルのもっともミニマムなオケは「ふたり」だと証明されたようでする。
すごいな。
ただしこれが、島野さんタイプではないドラマーさんでも成立するかどうかは、不明。
さて、ヴォーカリストさんたちです。
御三方とも声がのびのびと気持ちよく出ていて、まぁ、わたしのことですからオーダーはいくらでもあるのですが(すみません)、
とにかくね、気持ちよかったのです。
歌うことを楽しんでいたの。客席を巻き込んで。
はいはい。ライブだからね。ミュージカルではなくて。そりゃ、ね。
特にこの、かの女を大劇場のセンターに置いたら、どう届いてくるのかな、とか。
(わたしには、じかに置いてみないとそーいう判断ができないんだよな)
ミュージカルの女優さんって、性格が男前の方が多いでしょ。おびえ顔がキレイに似合う女優さん、稀少じゃないかな。何かステキな持ち役と出会えるといいねえと、思ってしまう。
そして、
いろいろと難はあるけれど、この熱心な御三方が、ちゃんと活躍できるようなミュージカル界であるといいなあ。ありたいよなあ、と。
先日、何かで読んだんだけれど。
日本発のオリジナルミュージカルの不在を嘆いて、国が補助金を出すべきだろうと意見されてる評論家がいて、あまりの無邪気さにびっくりした。
業界の認識って、それでいいんだぁ!
被害者に支払う保証金の捻出を、結局、電気代の値上げで賄おうとしている(えっと、違うんですか?)ような時代を、どう捉えて発言されているんだろう。
譲っても、
ショービジネスのビジネス部分を、どう考えていらっしゃるのだろう?
(日本のオリジナルミュージカルの原点である花伝書もかなりのページ、興行について書かれていたはずだ)
もうひとつ言えば、タカラヅカやジャニーさんが作っているのは、オリジナルミュージカルではないのかな?っと。
ミュージカルに携わりながら、ミュージカルについてあまり考えていないみたい?
日本のミュージカル。どうするといいんだろうねえ。いろんないろんなヒトたちの意見を、聞いてみたいなあ。不満や不安や漠然とした夢ではなくて、興行としての具体案を、だよ。
と、ここまで考えさせられたライブでございました。ね、充実。