あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

さまんど

ひびさんプロデュース、歌姫samaさんのユニット、
さまのり 改メ さまんど(ホントウはもっとややこしい名まえ)のライブ。
in柏。 遠い遠い。 でもめちゃ音のいいスタジオ。
(そしてたぶん、音響スタッフさんの腕が抜群? 別ユニットのとき、1曲終わったら音のバランスが変わって、カッコいい音になった?気がする)

今回のライブでは、ひびさんの音の試行錯誤がわかる気がして、楽しかった。
ひびちゃのほかのメンツと、ドラムスがもうおひとり、ゲスト。

  

samaさんのリリカルが、もうひと息で、だれもさわったことのない音楽に、
とどきそうでとどかない、そんな危うさ。
今はまだ、支えてくれてる他の音たちのほうが強めだけど。
もうすぐとどく。 とどけ。 とどきますようにっ!

わたしの趣味だと、白いワイシャツにほっそりしたジーンズ。 9センチヒールのサンダル。
それにあと、何かを、プラスアルファ。 そんな着せ替えをしてみたい。 

その前のユニットもステキだったんだよ。 (2バンドのライブでした)
そこの歌姫を見ながら、妄想着せ替えをしていたので(髪を漆黒に染めて、垂れ目を強調したラインとツケマにして、口紅はヌーディな色をべったりツヤツヤ。 そして笑顔の調節と――)、samaさん見ながらも続けてた。

こーいうのも、絵心のうちなのかなぁ。 
わたしのリクエストは、まあ、だいたい、本人に却下される。
(子どもたちのミュージカルで、当時中2のハルカに「絶対に嫌です!」と拒絶されたし)

この夜、ステージに立ったもうひとりの女子は、ひびちゃのあやちゃんで。
あやちゃんの、セルフ・プロデュースだと。
サックス吹く指先の、きらきらデザインから動かす指の形にまで、計算されて、神経が届いている。 とてもとても、いさぎよし。

新しいカラータイツ。 「さっき買ったばかりなの〜」
そういえば、今までのカラータイツと同じの、他のコが履いてるの見たよ!とは話したけど、
それがミュージカル女優(←あえて強調!)の大塚千弘ちゃんだったと言うの、忘れたっ。

 

 

でね。 

わたしの中で、うあっうあっ、そーいうこと?と勝手なストーリーが繋がって、
それにとても興奮したのだが、
無邪気に無責任に、文章にしていいものなのか。

って、文章にしてみることにした。 (*^_^*)b 無邪気で無責任です。 
真剣に読まないでください。

 

以前のライブで、
どうしてピアノ(とベース)が落ち着き悪く聴こえるんだろうと悩み(著名な方なのに)、
もしかしたらこのスタジオのピアノは、ジャズが嫌いなのかな?と考え(ピアノという楽器は、音楽ジャンルを選ぶんだそうです。 調律の問題?)、
でもこのピアノで録音されたはずのCDでは、そんな気配はなくて。
だから、今回は、その確認の目論見があったのですが、

先に出演されたジャズユニットのピアノが、とても気持ちのいい演奏で、
楽器とプレーヤーが深く会話している演奏で(それを支えていたベースギターもステキ)、
仮説はアッケなく、覆された。

えー。

で、続いて、さまんどライブ。 ほらー、やっぱりだ。
ありゃ、でも、プレーヤーはちゃんと、ピアノと会話している。 なら、なんで?
ベテランさん過ぎて、マイペースすぎる?歌姫と一緒に、新しい「音」を作ろうとしてないってこと? まさかね。

ドラマーが交代した。

ピアノ(とベース)の音が落ち着いた。 落ち着いたケド、ありがちなジャズの音になった。
このヨシアシの判断は、わたしにはわからないけど。 
(わからないけど、わたしにはツマラナイ)

あ。 ひびさんってば、コレを聴きくらべるために、ドラマーをふたり用意したの?
(と、本人には訊けなかった〜)

終演後、島野さんと話してて、
つぶやきにあったけど、エスニのCDにあわせてちっちゃなコが踊り出したってステキなエピソードだよね、とかの流れで、
「俺のドラムって割と子どもに受けるんですよ。 ちょっと本能のままに叩いてるせいかな」
みたいなことを言うので、
ね、どこがどうってワカラナイんだけれど、島野さんのドラムの音って、やっぱり他の人と違う? 今日ね、初めて思ったんだ、と訊いてみる。

「実は修正しなければいけなかったクセを、修正しないまま来てる」んだそうです。
「俺の課題ですよ。 やっぱりオールマイティに叩きたいですしねぇ」って、
はぁっ、カッコよし。

でもさ。

どこがどうってワカンナイけど、
今の独特な勢いはそのままでいてくれるとうれしい。
ふむ。 ツマンナイおとなになるなよって、こういうことか? (違うか)

こうして。 ピアノとベースの音の落ち着きの理由が、音の相性だったと理解する。
それをどうする?が、プロデューサーの感性ってわけかぁ。

ふむふむ。

  

 

演劇ユニットを組むのと変わんないなぁと思ったのは、
技術はそこそこでも、みんなでひとつを作り上げようという、素人っぽい熱心な「温度」があると、みっしりと説得されてしまうユニットに。
技術の高い人たちを寄せ集めて、そこそこに完成度の高いモノはつくれても、その「温度」が沸騰しないと(逆に難しい)、テン、テン、テン――

(そしてわたしは、その「温度」をつくるのが下手。 ひとりずつとは密に温度を作れるけれど、ユニット全体としての「温度」がつくれなかった。 あ、島野さん風に、今後の課題って言い方にしとくかな)

ひびちゃみたいに、高いテクニックに熱い「温度」! が、最高ですよ。 むろん。

 

 

ライブのあとは、というように島野さんともお話しできて、
かれはこのブログを読んでくれてるようで、わたしが息を切っただけで、直前のどの単語に何を思ったかを察して、反応した。 頭のいい人です。  

んで、
ひびさんやあやちゃんとは、じゃれるようにおしゃべり。
みんなでのおしゃべりは、ぽんぽんぽんとリズムがあって、あっちこっちに転がっていく。

2月の北海道ツアーで、まさか外ではやらないよねえ。 いや、それが。
音、凍っちゃうよ!とか言いながら、

(昔々、あまりの寒さに音や会話が凍るって童話を読んだ記憶が、遠くひっかかったが。
どこで読んだんだっけ?)

 

え、あ。 今日の夜? 今度は、ひびちゃのライブ!! ぃえぃっ♪