あとりえあげん

世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。 HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

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溜め息

祝日にあった、ひびちゃさんのライブ。

恵美ちゃんが、どっかでナンパ?してきた、ロッカーなおねえさんとご一緒する。
そのおねえさんの何番目かのお嬢さん(13歳)も、同席。 ママはロッカーなのに、ジャズに興味があるって? へぇ、自分でもサックスとドラムスやってんだぁ。

ライブが終わって、そのコに、
「おいで、ひびちゃさんのCDを1枚、プレゼントしたげる」と。 わたしも、ここまではなかなか、オトナなことをしたわけですが。
恵美ちゃん、どれがいいかな。 売り切れ間近な『贅沢★茶』は? そだね。

帰り道、気づいて恵美ちゃんにメールする。
「失敗した〜 ドラムスに感動してたのに、島野さんのドラムスじゃないのを、買ってあげちゃったよぉ!」
「ああー」と、お互いに身もだえのやりとり。 
超うっかり同士に、オトナへの道はつくづく遠い(?)。

 

そのロッカーなおねえさんに、わたしはどの分野をやっている人なの?と訊ねられた。

ん、演劇かな。 演劇にもいろいろあんでしょう? あ、ミュージカル。
少しの沈黙のあと、わかんないんだけれど、ミュージカルってどういうところが魅力?と訊かれた。 このピュアな質問が、わたしにはなんだか、神さまか誰かの試験であるような気がして。 注意深く言葉を選んだんだけど、下手な説明だな、と思いながら。
答えながら、でもわたしは、ミュージカルの人間なのだと、改めて自覚したというか。

そんな不思議なやりとりもあった。
(総合芸術であることを説明したんだけどね。 それだけじゃないよなーと、チョットしどろもどろになっちゃったの) 

 

 

この1週間。 なんだか集中的に、いろんなミュージシャンの演奏に接して。
どこかで、「音楽の持つ力をスゴク感じる」と言って、「今さら、何?」と恵美ちゃんに呆れられて、でもね、「新しくつくづくそう感じるんだよ」ってね。

同時に、プレイヤーの人間としての本質が、怖いぐらいにあぶりだされるなあ、とも。

ホラ、芝居だとさ。 「役」というフィルターがあるけれど、ミュージシャンはモロ、その人の生き様とか価値観が見えちゃうなあ。 怖いけど、ステキ。

 

ひびさん、ふだんはヤワヤワなのに、ソプラノサックス吹いてるときだけ、Sというか攻撃的というか、だよなあ。 不思議だな。 みたいなのも楽しい。
きらきらと、この世界でもっとも美しいモノのひとつだな、と感じてるこの音が、ひびさんの本質だとしたら、わぅ、こりゃもう、人間じゃないのかも?とか。

 

でね、筒井さんって、もしやむっつりジェントルマンかしら?と最近、感じてて。
ホラ、ちょーふクンみたいな、って言ってもコアすぎて説明にならないか。 たぶん、見えないようなトコですっごい優しいんじゃないかと思うんだけど。

最後のクリスマスソング。
普通だったら聞き逃してしまったと思うのだけれど、たまたまわたしのすぐそばで、
溜め息のようなワンフレーズを、メロディに添わせるのがわかった。
きゃん。 ノックアウトだ。 これが、筒井さんのテナーサックスなんだね。