あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

諏訪の本宮・前宮

朝ごはんを食べて、明日あたり諏訪大社に車で連れて行ってもらうかな、と、PCで縁起とかいろいろと検索。
地図を探して父に見せたり(何しろカーナビもETCも積んでない車なの)しているうちに、

「わかった。 さ、行こう」と父が言う。 げ、今から? 時計は11時半ですが。

行きました。
中央高速に乗って、家から諏訪ICまで30分くらいかな。

ああ。 わたしのことですから、諏訪湖伝説のロマンティックに対する、劇作の下心みたいなのがあります。

御柱祭で有名な諏訪大社は、諏訪湖をはさんで上社(本宮・前宮)下社(秋宮・春宮)と大きく4つの神社からなります。

まず着いたのが、インターに一番近い本宮。

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一の御柱です。 
神社を囲んだ四隅に立てられているはずですが、本宮では一と二だけ見られました。

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二の御柱は裏からの写真ね。 あれだけ大騒ぎして運ぶだけあって、裏側はこんな感じでササクレているのですね。 びっくり!

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諏訪大社のご紋って、珍しいデザインだなあと写真を撮っていたら、父が指さす。

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どうやらこの木が元らしいです。 前宮にも、同じようにありました。

 

 

ほぼお向かいにある、諏訪博物館へ。
充実の郷土資料館です。

弥生土器のひとつを眺めながら、宗像教授のコミックシリーズで、確かこれは地母神の顔だと解釈してた造詣が、なんか竜の横顔に見えるんだけれどなあ。
えーと、焼きが赤いから、これは弥生土器になるのかな? 弥生文化は大陸から流れてきた民族だという説があるけど、そしたら竜のイメージが伝わってくる可能性はあるのかな?とか。 でもコミックではこれは縄文の土器って言ってたかなあ。 とかって、そこまで勉強の風呂敷を広げたら、頭がひっくり返るので、それ以上考えるのは断念しました。 

どっちかと言えば、御神渡り(凍った湖が割れる音)を大音響で聞けたこととか、諏訪には7つの不思議な神事があるとか、イメージに大切なのはそっち系統。

ただね、わたしは世田谷生まれの世田谷育ちで、
自分の地元の伝説や風俗を調べるという経験がなかったので、
とてもわくわく。 いいなあ、こういうつながりを勉強する感じ。

 

それから前宮へ。
どの時代かで、地所を切り売りしたんだろうなあ、と父が残念がる。
神社であるべきエリアに、住宅街が食い込んで分断しているのです。

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この階段上ると、公道が横切って、住宅があって、その先の森の中に本殿があるんだよ。

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ただし、本殿を囲む柵の外をぐるりと歩けるので、
四隅の御柱もめぐることができました。 写真は三の御柱です。

下の写真は、柵の中。 重量感たっぷりの大木。
父曰く、この木があったから、ここに本殿を建てたかなあ。
(四つの宮は、もっと諏訪湖が大きかった時代の御神渡りの四隅を奉った位置だと言われています)

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ここまできて、父が熱中症になりかかってきたかも?状況に。
続きは明日!と、帰宅する途中で、雨が降り始めました。

そして気づく。 わーん、肝心な諏訪湖をちっとも見なかったぁ!

今(夜2時)も降り続いています。
もし明日晴れたら、高島城と下社に行きます。 が、

――さて、続くか?