昔、日本が消費税を導入したとき、こんな言い方を耳にしました。
内閣をふたつ(竹下・宇野)潰さなくてはこの法案を通せなかった。
(楽屋裏の発言です)
人を納得させるというのは、政治家のメンツとは、そういう仕組みなのか。 と、興味深く思ったものです。
(ちなみに『レ・ミゼ』の確か再演での ♪3パーセント(当時)を上乗せだ♪ という歌詞に、客席は拍手喝さい)
なので、脱原発依存が日本の方針となるまで、いくつの内閣が潰れるんだろう。
というのが、今のわたしの興味。
ようやく、ひとつ? (夜になって、またモメだしたみたいだけど)
当然、次の民主党総裁は「通過点としての短期総理大臣(宇野さんは二ヵ月だっけ?)」となるでしょうから、
そう思って立候補の顔ぶれを見ていると、
ほぅほぅ、非常に興味深い。
だからたぶん、前原氏は出てこないと思うんだけど。
出てきたらまた、読み替えが必要だわ。
消費税のときは中曽根さんという、確固たる黒幕 信念がいたけれど、
復興と脱原発に、政党(官庁?)としての大きなプランを持っているわけでもなさそうだしな。 あるのかな。
管さんは、ご自分の進退と法案ふたつを通すことを引き換え条件にしたんだから、政治家としてこれはずいぶん偉いんじゃないかと。
「理念を引き継いでくれるものと、次の政権に期待してます」とかって、今や思うがままな発言をぺろりと口にし、晴れ晴れ〜としている表情に、
こっちも愉快になってくる。
周囲の軋轢、そんなに大変だったのね〜。 手腕はお下手だったけれど、責任は果たしたって思うワ。
いつだか友人に、
「なんでみんなは、あんなに管さんやめろって言うの?」と質問され、
日本は古来から、トップを挿げ替えることでケガレを払うみたいなところがあるから。と返したら、大いに納得されて。
そのイケニエな役目に対しての代償として、人からはちやほやされ、人より多めのお金ももらえるんだとも思うんだと付け加えたら、
「そうか。 だから、不祥事起こした会社の社長は辞めるのか。 なんで自分で後処理をしないのか、それも不思議だったんだよ」と。
んで、言った本人も、納得しちゃった。
その意味で
管さんは、ずいぶん引っ張って引っ張って、ここまで頑張ってきたわけで。
頑張ったなぁ、と思う。
だから、次からの人事?の回転は速いんじゃない?と思うし、
もしも。 次の総裁も粘れるようだったら、それはかなりエラいんじゃないかと。
それにしても、
自民党の理念が、よくわからない。 空威張りにしか見えないけれど、何か目的とするものがあるのでしょうか。
あの表明を支えている「層」って、何?