前回の続き。
大きな書き忘れに気づきました。
子ども向けに創る、ことで見落としてはいけないのは、
スピードと情報量の過多、です。 削るんじゃないです、アップしなければ興味を持ってもらえませんよってことです。
最近のアニメとかゲームとか、
ちょっちょっちょっっ待ってぇっ、というスピードと情報量が多いものに
かっこいいものが多くて。
というか、ソコがかっこいいのかな?とか。
わかんなくなったりしない、って?
うん。 でも、全部を「わかる」必要あるのかな?
わたしたちだって、実は日常、
わかるものの表層だけを拾ってセレクトして、社会とか何かについてをわかったつもりになっているわけでしょう。
そうしなければ、情報社会でわたっていけないから身についた、生きる技法。
あとから生まれた者たちが、よっぽど優れて身につけてるはず。
で、直感で判断する。
ダサいか、ウザいか、カッコいいか、すでに知ってたことを人に自慢できるか、
子どもの鼓動とか脈拍とかって、おとなより早いでしょう。
リズム感も優れて(いるコは、かなり優れて)身についているし。
メトロノームの指示はわかんないけど、子どもがわくわくどきどきしてる速さ、ね。
おとなの心臓には、ちょっとパンク気味の。
そんなミュージカルに、巻き込んでもらえたら、ステキだなあ。
そんなかっこよさと、スピードに、客席を巻き込んでねって、
これは、
役者さんより、指揮者さんとオケの皆さんの苦労ですね、たぶん!
そして昨今の子どもミュージカルで、そこをわかっていないまま、上演している弊害。
舞台芸術ってツマラナイ、と貼られたラベル。
張り替えていかないとね――