あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

探しモノは

自業自得と言われれば、返す言葉もありません。 が、
この数日、
自分の家の本棚で、アレコレを探してばかりいるような気がする――

 

本棚3つに未整理のまま、とにかくとにかく詰め込んであるので、
(あとふたつの本棚とかは整理されてるから問題ない)

ココにあったはずの本を、探してもない!ので、他もぐるりとひっくり返してみて、
エー?と最初に戻ったら、見つかったとか。

さっき探したのはコミックだったけど、今度は新書を探したいとなると、
前にひっくり返したときに、何の記憶も残してないわけで。

しかも、その本を探し出して、ちょっと数字とかを確認したいだけなのよ。
探す意味、ある? みたいな気分になってくるワ。

  

さっき探し始めた本は、結局見つからない。 誰かに貸したままなのかなぁ。
それにしても、読んでない本、読みかけて挫折した本が結構多いな。
いつかコレらも読むのか、わたし?

 

そうだね。 最近おもしろかったのは 『俺俺』 星野智幸さん。

独特なファンタジーで、別の作品を読んだときはコンセプトはわかるが、結局よくわからん!だったのに、この作品ではうまく丸め込まれてしまいました。

オレオレ詐欺もどきのシーンから始まるので、現代日本の心の闇を書いたのかと思っていたら、これがどうして、大昔からの日本人の本質を突いていて。
最後、主人公が大泣きするシーンが、これこれ、とっても日本人な空気だなあ、と。

進行形の現代を描いていても、普遍のテーマに通じてる。

 

そうかあ。 書くってそういうことなのかあ、とか。