あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

同じ は 同じではない

人はみな同じだ。 

という言い方は、心地よい。 大命題として正しくも聞こえる。
だからと言って、鵜呑みにしてはいけない。

人間は基本的に、同じではないし平等でもない。
格差社会という言葉が騒がれたとき、実はわたしはちょっと唖然とした。
どんだけお花畑なんだ日本人? この社会が平等だと思っていたの?
いや、いまだに大真面目に、みんなでそう思っているんだよね。

平等であるべきなのだが、あり得ない、だよ。

 

閑話休題

  

そんなわたしも、ときどき、落とし穴に落ちる。
少なくとも日本人は、同じ精神構造をしていると思い込みすぎている。

先日、元政務次官だった方のお話を拝聴する機会があり、
結果だけ言ってしまうと、
こういう人種が法案とかを作るのかと、とても興味深かったのでした。

離れたものごとを、関連付けて考える(ストーリーを作る?)訓練をしていない。

だから、ものごとを感動する次元が、とてもとても当たり前レベル。
(この方にとっては人生の宝となる発見なのだから、他人が評価すべき問題ではないけど)

 

何を考えてんだ!と叫びたくなることの多いこのごろですが、

政治家の神経だの思考回路だのを、
文化人と同じにとらえていても無駄かも、と思う。

そんなんだから、子どもに言い訳が立つのか?というような判断が、平気でできるのかもしれない、とか。