人はみな同じだ。
という言い方は、心地よい。 大命題として正しくも聞こえる。
だからと言って、鵜呑みにしてはいけない。
人間は基本的に、同じではないし平等でもない。
格差社会という言葉が騒がれたとき、実はわたしはちょっと唖然とした。
どんだけお花畑なんだ日本人? この社会が平等だと思っていたの?
いや、いまだに大真面目に、みんなでそう思っているんだよね。
平等であるべきなのだが、あり得ない、だよ。
閑話休題。
そんなわたしも、ときどき、落とし穴に落ちる。
少なくとも日本人は、同じ精神構造をしていると思い込みすぎている。
先日、元政務次官だった方のお話を拝聴する機会があり、
結果だけ言ってしまうと、
こういう人種が法案とかを作るのかと、とても興味深かったのでした。
離れたものごとを、関連付けて考える(ストーリーを作る?)訓練をしていない。
だから、ものごとを感動する次元が、とてもとても当たり前レベル。
(この方にとっては人生の宝となる発見なのだから、他人が評価すべき問題ではないけど)
何を考えてんだ!と叫びたくなることの多いこのごろですが、
政治家の神経だの思考回路だのを、
文化人と同じにとらえていても無駄かも、と思う。
そんなんだから、子どもに言い訳が立つのか?というような判断が、平気でできるのかもしれない、とか。