2011/3/20 15:00- SePT / 大駱駝艦
そういえば、ちゃんと舞踏を観たことがないなと気づき、チケットを取った。
自分に課したことは、
言葉に置き換えないで、観る。
わたしは反射的に、感じた自分の中の揺れを、言葉でスケッチしてしまう。
そうして自分の世界として書き換え、組み直し、くりかえし味わい直す。
でもこれ、案外つまんないことしてんじゃないか?と思い。
美に対して、もっとまんまでいられないかと。 シンプルに、魂として
なので、今日は感想はなし。
あ、
楽しかった。 とても。
思っていたより、シンプルでリリカル。 チャーミング。 ユーモア。 ほら、すぐ、言葉が出てくる。 ダメ。
舞台の途中でふぅっと意識が一歩後ずさりして。 舞台と、固唾を呑んで集中している客席がひとつの風景になり、
魂鎮めの祝祭。 いや、震災に対してでなく、居合わせたそれぞれの人の、それぞれ自分の抱えた傷だらけの魂鎮め。 笑いを込めて。
ダメだ。
やっぱり言葉、あふれてきて、
垂れ流さずには
いられないのか。