手渡すものがあって、渋谷の駅でゆりさんとすれ違う。
ご挨拶もそこそこに、かの女の視線がわたしの右目付近に飛ぶ。
(青タン事件の続きです)
いや、もうアンマリわかんないと思うな。 地元ではスッピンで買い物に出ているし。
よかったですねと言いながら、ちょっと残念がっているような?
すぐに別れるつもりだったが、駅の中を並んで話しながら少し移動する。
「あ」
話題が飛んだ。
「横からみると、わかりますね! なんとなく!」
うれしそうであった。
おい。
(みんな! 当分、わたしの右側には立たないように!)
ところで、帰り道だが。
なんか雑音がする???と思ったら、いつの間にか、バッグの中の携帯のTVがついていたのだった。
何故だろう? ? ?